モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

介護は不謹慎だがおもしろい

介護の仕事を始めて1年が過ぎた。不謹慎だがおもしろいと感じている。

 

機能は夜勤だった。17時から7時までのシフト。それまで何をするかというのが問題だ。ワクチンも2回打ってもらったし、裁判傍聴に行くか?電話するが良い時間帯には無い。そこで釣りに行くことにした。

6月の晴天で、北海道でも30度になろうという日だった。バイクで近くの川に行き、沢靴でざぶざぶと歩く。何度かキャストして数回ヒットがあったがフックができなかった。

だが満足だった。日差しが、風が気持ちいい。足元の川が、体温を涼しく保ってくれる。ニコニコしながら納竿した。

それなりに疲れたので、2時間ほど眠ることが出来た。夜勤前はこの昼寝が重要。おかげで、夜勤中は眠さにやられることはなかった。

午前2時。動き出す利用者と話す。といっても会話にはならない。言葉は意味を失い、委縮した脳を無意味に反響する。重要なのはいかに安心してもらうか。不安と混乱の地獄にいる相手に、どんな手を差し伸べるか。ロックだ。心拍数は8ビート。前頭葉が失われ制御が効かない。病院ならば強めの安定剤を打たれているだろう。俺が彼女なら場、もし可能ならばモルヒネを投与されたい。ぼーっと気持ちよくなる薬を打ってほしい。だが法は地獄を生きろという。じゃあ、今の自分が出来るのは、同じ地獄を共有するぐらいだろう。

忙しくなる5時前になんとか落ち着いてくれて、こんかいも転倒することは避けられた。あとはダンス。踊るように仕事。気がつけば7時だった。

家に帰ると嫁がいた。3連休だと言う。天気がいいから温泉に行こうと誘う。1時間ほど寝て、白銀荘にいった。今日も天気がいい。山が完璧に姿を現し、目の前に存在していた。

温泉の休憩所で少し眠り、昼ごはん何食べる?か考えた。少し遠いが旭川まで行くことにする。山を駆け下り、30分かけて旭川へ。50㎞は移動した。イオンで買い物とショッピングを楽しむ。

帰りに電池が切れる。運転を変わってもらい、家路へ。倒れ込むように眠り、また起きる。体が重い、今日何回目の覚醒だろうか?とにかく長く、暑い日だった。