モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

オリンパスTG-6を購入した

沢登りやカヤック、自分の趣味を記録するアイテムがほしい。そう思ってアマゾンで7000円ぐらいの防水コンデジを購入した。使用2回目で防水部分が壊れる。

そこで我慢して先送りしていたオリンパスのtg-6を購入することにした。給与がほんのちょっと上がったし、先月はちょっとだけ残業したから・・・と自分を誤魔化す。

「別に2万ぐらいのもあったじゃん」と自分の物欲を責める人格が言うが、違うんだよ。顕微鏡モードがいいんだよ。「センサーサイズも大したことないじゃん」いや、明るい日中に使うんだからいいんだよ、レンズも2.0とこのジャンルでは抜群に明るいし。

それにね、これに惚れた。

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TG-6

infoボタンを押すと出てくるコレ。コンパス、時計、気温、そして高度。この高度によって分岐点を探す沢登にはとても重要な機能。登山でもどれぐらい上ったかの目安になるしね。

これだけの機能があって4万円は安い!安いなあ!!

マイナス10度でも使えるってのもデカいよね!うん!いい買い物をした!そもそも、tg-860を何年も使っていて、本当に心の底から満足していたから、その上位モデルというか、よりタフな使用が想定されてるこのシリーズには信頼しかない。写真の腕とかはカンケーない。

心が動いた瞬間、シャッターを切れるか?ってのが大事だ。そのためには、こんなカメラが懐に入っていればいい。

このカメラのデビューは4日後の休みの予定。それまで、おそらく困難しかない。

 

北海道グルメ会からは逃げられない

約20年前。ぷりっとしていた俺は郵便配達に情熱を注いでいて、その98%はから回っていた。ローギアで高速を走るかのように、まったく見ていられない若者だったと思う。そんな仕事のなかで、一番いやな季節が8月だった。バイクに乗れる仕事なのに、8月がイヤだったのは「北海道グルメ会」という商品を売らなければいけないのだ。目標と言う名のノルマが各自に負担される。毎日配達にてんやわんやしている郵政外務員が、月3000円の1年契約の商品を売ってこいと言われるのだ。多くの職員は自腹営業か、親族に売りつけていた。売れば売るほど配達の仕事が増え、親族から白い目で見られる。儲かるのは郵政天下り先の腐った会社だ。そんなイヤな商品だった。

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それから20年ほどが経ち、おれは介護職として生活するようになった。介護の仕事のいい所は、北海道グルメ会のような商品を売らなくてもいいところである。40を超えたおっさんでも正社員にしてくれるところも良い。腐りきったよくわからない企業の利益の為に働かなくてもいいなんて最高だ。共済もある。そんな共済に月3000円ぐらい払っているけど何も問題はない。今日なんてよくわからないプレゼントがあった。それがカタログから好きなものを選べる方式のアレで、北海道のグルメが選べるのだった。

北海道グルメ会かよ・・・と20年ぶりに吐き気がした。俺の夏を黒くしたアレ。だいたい1品3000円ぐらいだろうか。贅沢な牡蠣とかウニとかが送られてくるらしい。一通り見て、古新聞に隠して捨てた。家に帰ると彼女Aが「共済からもらったよ」とそのカタログをもっていた。逃げられん、と思った。

 

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仕事が終わりかけた21時ごろ。元気な利用者がこちらにやってきた。徘徊する人なのだ。あまりコミュニケーションはできない。だから強引に手を引っ張ろうとすると拒否される。じっと距離をはかり、他の利用者に迷惑をかけないように見張るしかなかった。

電気が落とされている食堂で、小さな蛍光灯だけがついていた。彼女は「くらい」と先に進もうとはしなかった。だが、手を取ろうとすると拒否される。仕方ないので、椅子に座ってじっと彼女をみていた。90歳ぐらいだったっけ。銀髪に小さな体。蛍光灯に照らされるしわの入った顔はとても美しい。フリーズする彼女をただ、眺めていた。美しい。ただ、そう思った。

トレーニング滝

華原朋美と高島ちさ子の確執を例に出すまでもなく、私たちはプロレスを愛している。そこに理由は無いだろう。なぜなら、プロレスとは神羅万象、そこらにいる摂理だからだ。例えば「私は酸素が大好き!」という人は少ない。「水、めっちゃヤベえっす、マジハマります」という人も少ない。「水素―!!」って人からは距離を取った方がいい。ただ、当たり前に存在し、私たちを生かしてくれる。それがプロレスであり、高島ちさ子がぶっ壊した子供たちのニンテンドースイッチであり、youtuberともちゃんなのだ。

つまり、プロレスを愛しているのではなく、我々はすでにプロレスに包まれ、プロレスに愛されている。はあちゅうトイアンナの確執と棚橋のハイフライフローは本質的に同じものだ。結婚式で配られた水素水に皆は何を思ったか?もちろんプロレスである。紀香や安達祐実のような上り詰めちゃった女性にはアントンや前田のようなカリスマが備わっていて、男はその付添人に徹しなければならない。「そりゃきついっス」と逃げ出すしか道は無いだろう。

日記

 

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美瑛町俵真布

ボロボロになって辿り着いた休日はやっぱりダメダメだった。仕事が進まない。なんとか半分ぐらいやっつけたところで自然エネルギーを吸収したくなったし、単純にバイクに乗りたかった。9月は半分を過ぎてしまい、そろそろ本格的な冬バイクシーズンが始まるのである。来月にはスパイクタイヤとホイールを注文することになるだろう。ひょっとして、もうかってしまったほうがいいかもしれない。そんな感じなので、夏タイヤを削りつつ、体力トレーニングになる場所を探した。

最初は俵真布林道にしようと思った。以前、沢登で使ったことがある林道で、とても長く深くおまけに出口が家から近い。だが、ゲートが厳重になり諦めた。ソロ、しかもカブで突入するのはちょっと怖い。だから1116号というアレな脇道から天人峡に抜けた。時刻は昼を過ぎていて、これからトレーニング登山は不可能。だが、滝を見に行くぐらいはいいだろう。天人峡温泉から600mで日本100名瀑かつ、北海道で落差一番の羽衣の滝がある。アクセルをフルスロットルのまま順調に辿り着いた。さすが観光地、人が多い。ここの温泉施設はいろいろな事情があって廃墟寸前だが、滝は素晴らしい。一応、登山口でもある。

ここからトムラウシに上るルートは去年計画していたけど行けなかった。1泊2日は当たり前の距離。鉄脚のチャリダーが天人峡→トムラウシ→旭岳というコースをやっていたが、それは0:05に起床して「寝坊した」というレベルの日帰りコース。今年はもう無理だけど、来年チャンスがあればと狙っている。一応チェックしてみるか。

「滝見台」というのがあるようだった。そこまでは1.5km。ちょうどいいトレーニングになりそうだったので上る。駆け上る。すぐに心臓がリズムビート。汗もかいた。まったりいこう。なかなかの高度差を登る。今月参拝した太田山神社ぐらいあったかもしれない。

滝は・・まあ、全体は見渡せるが小さい。遠いから仕方ないのだが、滝を見るだけならそんなに。でも、トレーニングとしては良かった。往復3km、いいコースだった。

 

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羽衣の滝



 

 

祭は突風

5連勤が終わった。

山口のたっちゃんがハーレーでオカマを掘ってしまい、そのとき酒気が検出されたというホッコリニュースに列島が草なぎのツヨシを思い出していた。あの時叫んだ「シンゴー」という声を僕たちは忘れない。たっちゃんだったら「リーダー!」とかだろうか。確かに、城嶋のリーダーがたっちゃんのコールにやってきて「すまんな・・」と言われたら俺だったら許す。長瀬でもゆるすし、松岡でもゆるす。でもなぜかタイチがやってきたら「いや、かんけいないっしょ」と言ってしまうだろう。それはきっとaikoの敵討ちのようなものかもしれない。やったよ、aiko。あと、やっぱり男子ごはんの初期ファンとしては、バイク事故には厳重に注意すべきという意識が働くのかもしれない。

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北海道の内陸部の9月というのは素晴らしく、この時期にしか流れない空気がながれていて気持ちがいい。遠くにある積雲はかろうじて夏の形をしていて、風は暑く、そして涼しい。そんな連休だったので、便つきのシーツとかを片手に持ちながら見上げる空は遠く、蒼かった。「神様、私は地を這う虫です。どうか罰をお与えください」と言うまでもなく、生きていること自体がすでに罰であり、罪なのだ。それでも、去年はまるっと仕事で終わった時期。ライスセンターの片隅で、終わっていくライダーハウスのことを考えて泣いていた。41歳だった。十分に生きたと言えた。ブルースリー太宰治以上の時間、三島由紀夫の時までいくつだろう?(今調べたら45歳だった)

あれから1年。42歳になった。おかれている環境は天地がえしをした羽根つき餃子のように姿を変えた。いや、変えたのだ。自分の意志と運命で。ライダーハウスという立命を完了させて。麦の粉や米の粉に塗布された体は、三島由紀夫と同じぐらいの時代に生まれた人の老廃物や言葉に変わった。泥まみれの巨大クリーナーに潜って高圧洗浄機を振り回していた。それが老人たちの思考や生活に潜るようになる。大変な進歩だとおもう。給料は落ちてしまったが、ライスセンターから頂いたお金で家まで購入できたから問題ない。

ライスセンターで教えてくれたプロテインや、ライスセンターでおしえてくれた中華イヤホンは生活に欠かせない。体は強くなったし、1日12時間労働も2週間ぐらい仕事が続くのも夜勤もぐらぐら揺れる昇降機によじ登るのもできるようになった。それらの財産をベースに、今、新しい期間が始まっていく。

働き始めてもうすぐ4か月。当たり前だけどぼちぼち新しいことを吸収することが少なくなってきた。そもそも覚えるのが遅い。こんなにかかってしまったと言える。積極的に勉強しなければ、おっさんはダメになってしまう。だから勉強できることがあれば貪欲に喰うのだ。職場の共有ファイルに過去の事故例などを発見する。これがとても勉強になるのだ。そりゃ避けようがないというミスから、やってしまいましたなあ・・というミス。報告書からは「これってオレのせいですか?」という叫びが行間から読み取れてしまう。

出世に縁遠いおっさん新入社員の私でも、このようなミスは辛い。いつ爆発するかわからない爆弾がそこら中にあるようなものである。警戒心は心の余裕をなくすし、体力もガリガリと削った。そんな5連出勤の最後に突風が吹く。説明は難しいけれど、いつ爆発するか分からない爆弾が1か所に集中して、赤くなったり黒くなったりのフラッシュに演出が変わり、小刻みに振動するようなものだ。ボンバーマンなら物陰に隠れる。私たちは爆弾どうしの距離をとるしかない。たとえ被ばくしようとも、連鎖だけは絶対に避けなければいけない。そんな危機感を共有した我々のチームワークにより、なんとか臨界点は迎えずに済んだ。いい仕事が出来たと思った。祭の爽快感に近い。