モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

サイバーパンク2077でうなずく

半額だからかってしまったゲーム「サイバーパンク2077」

アメリカ産の、えらく金のかかった、それはそれは大ボリュームな作品だ。

とても面白い。攻殻機動隊の世界に入ったかのようだ。

いろんな方法で敵をぶっ殺しながら主人公を強化していく毎日。

そこにあるのはアメリカンマッチョな価値観だ。

ただただぶっ殺せばいい。

負ければ、敵よりも強化すればいい。

強いものが勝つ、とてもシンプルなルールだ。

 

 

と、思ってたらジン・・と心に来るものがあった。

マッチョな男、ジャッキーの葬式での言葉だ。

「恐れるな、恐怖は最大の敵だ」

ジャッキーは言っていた。

何のことはない言葉だ。

深みもくそもない。

恐れるな・・・って、恐怖は敵だって・・・

ジャンプの主人公が小学生の時から俺に語り掛けていたような言葉だ。

が、なかなか来るものがあるj。

 

 

毎日、何かを恐れている。

多くは他人、そうじゃないなら未来。

いま、恐怖に負けてボコボコになっている自分がいる。

ええい、恐れるな!恐怖は最大の敵だ!

ライダーハウスをやっていた時もそうだった。

来てもいない、イメージのクソ客におびえていた。

そんな客は存在せず、自分の弱い心が作り出した幻想だ。

他人は、怖くない。未来も、怖くない。

実際に危機になった時だって、何とかしてきたじゃないか。

本当にヤバイのからは、逃げてこれたじゃないか。

敵は恐怖だ。自分こそが、最大の敵なのだ。

 

ということを、ゲームから学んだ。

小説を書いた

感染対策が始まり、民宿から職場に通っていた日々があった。

 

あまりにもヒマだった。

 

そこでなんとなく書き始めた小説を完結させる。

 

kakuyomu.jp

 

とあるNBAの選手が「あなたのようになりたい」と言われたとき「練習して、練習して、練習するんだ」と答えた。3万字「も」ある小説を書く練習として、かつ、小説サイトにアップする練習としてよい経験だった。

 

なにより、あの民宿で書き始めてから2か月。物語が完成しないまま頭に残るのはメモリがもったいない。というわけで、天気の良い休日だというのに、山にも上らずバイクにも乗らずアップしてみた。よんでいただけたら嬉しいです。

胃をやる

ここ最近仕事ばっかりである。2週間は毎日職場にいるのだ。まあ、それぐらいは別にどおってことないって思っていたら、体が悲鳴をあげ始める。ぎりぎりぎりぎりという胃の痛みが襲ってきて、あと1時間というところでは、もう、なんか吐きそうだった。主任にそのことを報告すると明日が休みになった。ありがたい。

家に戻り寝る。起きて病院に行ってみる。が、「検査とかはできないですよ」と言われた。まあ、どうしても検査したいなら大きな病院に行けばいいのだけれど、うん、考えてみたらそうだな。どう考えても仕事のストレスからくる胃炎なのだし、そんな薬はドラックストアにいっぱいある。それに初めてでもない。

前回、胃をやったのは郵便局の保険屋さんをやめようとしていた時で、その時も映画を見ながらキリキリとした苦痛を味わった。仕事を辞めたら治った。問題は、今の仕事を辞める気が全くないというところだろう。

なんとか、健康を維持しつつ、今の仕事を続ける道を探さないといけない。まあ、いざとなったら、何とかするのだけれども、仕事を続けることがもっともイージーな人生のつぶしかたなのだ。

「人生に必要なのは健康と友達と月8万ぐらいの現金」と誰かは言った。仕事を始める前は前の2つをもっていた。今は現金だけだ。

札幌、札幌

林家たい平師匠の独演会があり札幌まで行ってきた。

独演会は午後17時開場だが、朝早くから起きて、バイクで旭川駅までかっ飛ばし、駐輪場にバイクを駐車、バス停で高速旭川号に乗り込む。音楽を聴きながらぼーっとしていたら札幌だ。そのまま大通公園を西に歩くと札幌地裁があり、適当な刑事裁判を傍聴する。久しぶりの傍聴だ。緊張感が神経を刺激する。このための早起きなのだ。

裁判は道交法違反で、平凡なものだった。おかまを掘ってしまった被告。ドライブレコーダー。「まじかよ」という被害者。「すいません、ここじゃあ邪魔なので横に寄せましょう」と被告は言い、そのまま逃走する。もちろん逃げ切れるわけもなく、被告はその後自首する。「飲酒や覚せい剤はやっていなかったんですね?」と検察がいう。被告は覚せい剤の前科があり、そのことで雇い主からチクチクいわれていたのだ。「やっていません、考え事をしていて、つい事故を起こしてしまいました」という。被告がそういうのならば、そうなのだろう。

「もし、やっていたら『逃げ得』になってしまうじゃないですか!」と俺の中の裁判官が言うが、現実ではそんなことはできない。そんなことに社会のリソースを割く意味がないからだろう。

裁判傍聴は午後もあったがなんとなく飽きてしまい、札幌を散歩することにした。北大の植物園が近くにあったので行くことにする。市内にあるとは思えない大きさで、巨木が至る所にあり、ついでに博物館もあった。とても良いさんぽコースだった。

それから町の至る所にあるレンタル電動チャリを使おうと思った。が、なぜかクレカの認証が通らずあきらめる。その後時間までダラダラと歩く。時間になったので会場まで行き、当日チケットを購入する。落語のチケットなんて楽勝だと思っていたら、ギリギリだった。さすが、と思う。

落語は期待していた通り面白かった。大学を卒業するころ、落語家を目指すかどうかを試すため青春18きっぷを買い、東北まで行き、老人ホームなどに営業をかける。そんなことを続け、いろんな人に親切にしてもらい、落語家になる決心をする。いい話だ。

で、中座で弟子の女性が三味線漫談をやる。彼女の腕はよくわからない。普通だと思う。そんなことを考えるのは、以前、桂文鎮の中座でも三味線漫談があり「人生を三味線にかけた人です」と文鎮師匠が言ったように、すごかったのだ。老齢の彼女は檀上でぎりぎりまで弦を引き絞り、その三味線からは鉄の音がした。人生をかけていなければ、こんな音は出ないのだろう。

2人の三味線について考えながら帰りのバスに乗り込む。大学4年間を過ごした街にサヨナラをする。あの時も、この古臭いバスセンターから地元に戻ったのだ。その時のことを思い出し、いったいこの町から俺は何を学んだんだろう?と考えた。

***

それから1週間後、天気は良いが爆風で登山どころではない休日にまた札幌に行くことにした。札幌ドームで野球を見る最初で最後のチャンスだった。今回は1000円高いJRの特急で向かう。らくー

札幌駅につき、隣にあるレンタルちゃりに向かった。「ここ、ママチャリしかないよ」と受付のおじいさんが言う通り、ほんとうにギアもついていないママチャリしかない。が、やすい。1日23時まで使って500円。久しぶりにママチャリに乗る。とても楽しい。

向かう先はやはり札幌地裁で、強制わいせつがあったので傍聴する。証言台は目隠しされ、被害者の質問のようだ。被告もやってくる。被害者はとてもつらいとおもう。弁護士が質問を始める。「ラインのメッセージで『シャワー浴びてくるね』という文字のあと、サルが恥ずかしがっている顔文字を送ってますね?」「意義あり!恥ずかしいかどうかはわかりません!」と世界一どうでもいいことで検察が異議、異議とおる。どうやら、生保レディがまくら営業のようなこと(私の主観です)をして、被告がNSでやってしまったようだ。元保険屋としては被害者に同情するが、同じ男としては被告に同情する。こんなことで呼び出された裁判員にも同情する。裁判はおそらく数日にわたっているし、すべて税金で運営される。傍聴するのは納税者の権利で、途中退席するのも権利だ。駐輪場にとめてあるママチャリにまたがり、途中中島公園豊平館を見学し、札幌ドームまで激走した。

ドームは巨大だった。この巨大な建造物を維持管理する大変さを想像する。ファイターズガールはかわいかったし、きつねダンスはあざとかったし、ビールの売り子もかわいかったし、隣に座った望遠カメラのお兄さんは野球よりも女の子を激写していた、ちらりと見たがとても上手だった。初めて内野席で野球をみたが、玉の速さに驚く。テレビで見ていたらストレートに山はって変化球をカットするというあたりまえの技術が、いかに天才的な感覚で行われているかよくわかった。試合展開はよくわからなかった。やはり、野球はテレビで見たほうが面白い。消化試合だし、会場の盛り上がりはないのだ。5回で席を立つ。

帰りはほぼ下りで、道幅は広く、夜風も温かく快適だった。特急に乗り込むと泥のように眠る。いい運動をした。