夜勤明け休み夜勤というシフトはほぼ48時間以上のオフになる。そこで今年の野球界について語ろう会、通称〇〇会（〇〇は個人名）を開くことになった。当初、〇〇さんと「今年のやきうは語ることがないしやめておこう」と開催されない話であったが、先日仕事できっついミスをやらかした私が「やっぱりNBAとか語りたいしやろう」と開催に至ったのである。つまりは酒を飲んでグダりたい。ただそれだけの会であった。
会場は普段あまり使わない居酒屋。美瑛に来て15年は経過する私だが、おとずれたのは数回ほど。理由はない。ただ、嫁といつも行くのはダミ声のママが支配する焼き鳥屋というだけ。ここは料理はなんでもある店。ピザもある。ただの居酒屋のピザとあなどるなかれ、これが超うまい。
ピザを食いながらグリズリーズのジャ・モラントがいかにバスケの上手いアホであるかという話をしつつ、話は仕事のグチとなった。そもそもこの〇〇会はやきうの話をする建前で仕事のグチを言い合うというものなのだ。われわれは男である。弱音は吐けない。だが吐けなかった弱音が澱のように沈殿し、排せつされないまま体内に残り、年を越すのはやっぱりつらい。
いつの間にか酒は進み。なんだか2件目に行きたくなり。駅前にある小さなカラオケのないスナックのようなお気に入りの店に入る。ここでは3杯ほどテネシーウィスキーのロックを飲んだ。気がつくと店は満席となり、そろそろお開きだねと我々は別れた。また来年。きっと開催されるだろう。
こんな休みの日。小説を書いています。
