脳は現在起こったことを記憶する。その記憶たちを過去と呼んで、その過去から予想されることを未来と呼ぶ。つまりは、過去と未来はなく、この世は現在しかない。
っていうことをベースにおいて
過去に戻ることは不可能ではない。それはかぎりなくゼロに近い奇跡なのだが、ゼロではない。たとえば、今飲んでいるアクエリアスを吐いてみたら、偶然胃液とか混ざらずに飲む前のアクエリアスとなっちゃった!というぐらいの確率なのだ。限りなくゼロに近いが、ゼロではない。
・・・と言う話をテレビで見た。うーん、納得できるような、やっぱりできないような。やっぱり時間は流れていて、それはビッグバンからはじまり、その力が失われるまで流れているほうが理解できる。
いずれにせよ、人間の力の外の話だ。
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実はもうビッグバンの威力は弱まっていて、時間の完全停止まであと数マイクロ秒というところかもしれない。その数マイクロ秒のなかに私たちはいて、でも脳がそのゆっくりとした時間の流れを認識できずにいるだけなのかもしれない。だから宇宙外生命体が進化して地球にやってきて「なんつー遅い生き物だ」とあきれているのかもしれない。
いや、もしかしたら。
ビッグバンの始まりから終わりまではギューッと圧縮された一瞬の時間で、意識が存在できるのはその中の特定の場所だけで、生と死はそのギューッとなった世界へのin、outなのかもしれない。
そんなことを夢想する休日。休日なんだけれど、午後から仕事。うひー