モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

劇場版ゆるキャン△/やりたい介護といわれても

 

劇場版ゆるキャン△を見た。

大人になったなでしこたち主人公が美しくかわいらしく生きていた。「これって、2次創作で毛むくじゃらのおじさんとか出てくるよね」「出てこないはずがないじゃん」と嫁は言う。現実は過酷で醜い。ハードワークをしているリンちゃんは、毎日エナジードリンクを飲みながら自律神経が壊れる音を聞いているかもしれない。公的な土地や施設を作ろうとしている眼鏡には「今度はこの会社にしてよねー」という地元の建設会社の企業リストが渡され、その営業からは毎日接待を受けているかもしれないし、キャンプ場にはごみを放置したままにするウェイ系のキャンパーも来るだろう。直視できない醜さがきっと生まれているが、そんなものは見なければいいのだ。

 

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研修があり、会社のほかの施設に出張してきた。そこでは料理を自分たちで作りふるまい、小さいながらも地域に根差した介護をしていた。「私は地域介護がやりたかった、だからここにきたの」と指導職員が言う。やりたい介護があれば、そっちの道にすすむといい。だけど、やりたい介護ってなんだろう?それからも、いろいろな話をした。こんなに密度の濃い研修もすごいな。この前も講義形式で5日間、みっちりと外部の講師から介護について学んだが、それとは別のタイプの濃さだ。マンツーマンで、その人の仕事についていく。これまで謎だった部分が「あ、そうやるんだ」とわかる。やりたい介護などもっていないが、やりたいことはあった。「料理がしたいです」と、おれはスラムダンクの三井のように言った。「待ってるよ」と所長は言った。