10年前にライダーハウスを借りた時
「これも使っていいぞ」
と言われたのが敷地内にある電車でした。大家さんが持ってきて、飲食店として改造してありました。居酒屋開業のノウハウがちょっとだけあったので、運よく居酒屋付きライダーハウスとしてスタートできたのです。
去年ライダーハウスを閉鎖して、ライダーハウスに集客を依存していた居酒屋も閉鎖。ライスセンターにいく人の憩いの場として、そして冬は住居として使っていました。
このままライダーハウスごと電車を購入したかったのですが、資金がおよばずでした。大家さんにお返しすることになったのです。就職してしまったのでチマチマ掃除をしてきましたが、ここの土地の商談が進んでいそうな雰囲気を感じていたので、ある程度の所で辞めることにしました。
さよなら、ありがとう。 pic.twitter.com/vwsm9JpYTo
— 元蜂の宿管理人 (@hatinoyado) October 22, 2020
まあ、汚いと言われればまた掃除をしに来ますが、何も言われなければここでこの電車ともサヨナラです。次の借りてが見つかるか、撤去されるのか。私にはわかりませんが、通勤の途中にある景色として楽しんでいます。
休日だ川に行こう
連休でしたがあいにくの天気だったので沢のプランは流れました。
「トレーニングしたい」
と思ったので、カヤックをやって、ゴールから車までランで帰ることを思いつきました。準備をしていたら山の師匠が「今日はなにかやるの?」と聞いてきたので誘ったら参加してくれました。車2台になったのでトレーニングは中止。久しぶりの美瑛川に2人でこぎ出します。
「沈してくれないかなあ・・」
と期待して、師匠には黄色艇を。ロールが激しく、私でも苦戦する船です。しかし、残念なことにノー沈でした。
非常に残念でしたが、川は青い池のように青く、木々は燃え盛っていました。そんな中をだらだら流されるのは、脳みそのシワをひっぱってびょーんと伸ばしているようなリラックスを味わえます。沢の音、秋の風、冷たい水、暖かな日差し、ポエムおじさん。いい休日でした。
流されながら「こんなこと言いたくないけど、俺はこんな仕事をやってきたんだ。その俺がなんでこんなところに入れられなきゃいかんのだ」と前に仕事で言われたことを思い出していました。なぜなら、ここに入れられた理由を認知できないからですと答えることはできません。やってきた仕事がその後の人生を保証したりすることはなく、過去は川の流れのように去っていきます。