モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

時間が過去から未来へ進むのはなぜか

栗先生の超原理論入門という本を読んだ。

読み始めた動機は”ブラックホールにちんちんをツッコむにはどうしたらよいのか?”というアイデアに骨子をつけるためだった。どうすればいいのだろう?ブラックホールを作るしかないのだろうか?ネットで「ブラックホール 作り方」を検索するが、あまりピンとこなかった。超大型ハドロン検出機だっけ、あのセルンのあれなら可能らしい。シュタインズゲートならば、スーパーハカーがセルンにハッキングを仕掛けて、電話レンジ(仮)とリンクさせていたが、物理的にちんちんを転送させるわけにはいかない。宇宙船を打ち上げて、銀河の中心にあるというブラックホールまで行ったとしても、ブラックホールの周囲には光すら脱出できない「事象の地平線」がある。インターステラーなら時空の壁を突破していたが、チンチンだけを事象の地平線にツッコむことはできないだろう。光が脱出できないのに、ちんちんが脱出できるわけがない。

このような考察をしながら毎日を過ごしている。なぜなら、ヒマだからだ。仕事は大体覚えてしまった、出世する気もないし、褒められたいとも、わかってもらいたいとも思わない。ただ、漫然とシフトを守り、死なない程度の給金を頂くだけの毎日だ。そんなだから上記のような異常なことを考えたりする。

そんな私に「九次元」とか「空間とは幻想である」というキャッチコピーの本書。響いたよ。中でも「時間が過去から未来へと流れているように感じるのはなぜか?」という問題に「ビッグバンがあったから」というアンサーは痺れた。

重力のことを考えると分かりやすい。過去、天体が地球の周りをまわっていると考えられていた時代、上下、という概念はなかった。すべてのものは地面へと向かっていく原則に生きている人たちにとって、上下を感知する方法はなかったのだという。そこに地動説があらわれ「どうやらここって玉らしいよ?」という認識が深まるうちに、上下とはなにか?という疑念が生まれ、下とは玉の中心であるという認識が共有される。時間もこれに似ている。

時間はビッグバンが発生した瞬間に生まれ、宇宙の拡大というベクトルと共に進む。ビッグバンというゼロ地点があることで、過去と未来が存在するのだ。われわれは、ビッグバン後の冷えた宇宙で生まれた何かに過ぎない。そしてブラックホールとは、新しいビッグバンを行い、新しい宇宙を発生させているかもしれないとのことだ。そんなところにちんちんをツッコんだらサイコーに気持ちいいんだろうなあと思う。