「いまさら翼といわれても」米澤穂信 を読んだ。あの古典部シリーズの、っていうか氷菓の原作だ。「連峰は晴れているか」もこの中にある。
大ヒットアニメになっているので、キャラのイメージがしやすい。それに文章のいいところは、いじめとか陰湿な嫌がらせとか、田舎特有のねっちりしたいやな空気感がつたわってくるところだ。面白かった。えるたその進路選択がとても気になる。
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「スティルウォーター」を見た。
フランスのマルセイユに留学して、同性の恋人の殺人罪で投獄されている娘。その娘の無実を証明しようとする主人公。その主人公を助けるヒロイン。という話。真相にたどり着く前に、ヒロインといい感じになっちゃうんだけど、真相にたどりついちゃうと、ねっとりとした闇に包まれるというラスト。
しらなくてもいい真実っていっぱいある。また、それと同じくらい知るべき真実もいっぱいあるんだろう。どっちを選ぶかによって、人生は変わる。
おれは、いま、何を知りたいのだろうか?
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突然始まった連休が終わり、いつもの仕事が再開した。
1週間も休んでいたので、出勤前は死ぬほど怖かった。が、始まってしまうと恐怖はどこかに行ってしまった。仕事帰りにボンベイサファイアを買って帰る。おいしい。