モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

ワクワク乞食

7月の連休で、天気も悪くないというのに家にいる。今までだったらありえないことだ。だいたいアウトドアしていた。それをやらなくなったことに、自分自身驚いている。

原因は、今年ニペソツ、知床とやったことで、日帰り登山にワクワクしなくなってきたというところだ。これ以上、となると、どうしても3連休が必要だったり、バディが欲しかったりする。気軽に出来ることではない。沢に行きたい、と思えばすぐそばにライダーがいた環境が懐かしい。天気がいいからいなくなるね!と沈没者に言って飛び出していたのはいつだったか。そんなこともあった。

ワクワクしないことに時間を費やすことはしない。年を取ったのだ。未経験の場所はどんどん少なくなる。

自問する毎日が続いた。いま、なにをすればワクワクするだろうか?もしかして、普通の43歳はこんな悩みを抱えていないんじゃないか?仕事と子育てで忙しいんだろう。まいったな、何処を探しても参考になる前例がない。

なるべく面白く、苦しく、できっこないこと。それがいままでは、何も知らずにやってきた旅人を山に登らせたり、川に沈めたり、滝に打たれたりしたことだった。去年もできなかったが、仕事と新居で忙しくてそれどころではなかった。今年、大体覚えた仕事が退屈になり、家もなんとなく形になり、上りたい山には大体上り、ぽかんと空いた時間を持て余している。余った時間が勿体ないから裁判傍聴をしたりしている。

裁判傍聴は時間の配分ができない。この前行ったら、追起訴を読み上げるだけの日で、30分で終わってしまった。こまる。帰り道に本屋による。そこで出会いがあった。

がはは!面白い!

おお!おもしろい!

読書はやっぱりいいな。新しい世界を教えてくれる。

こんなことに心がわくわくしていることに気付いた。そうだ、なにか小説を書こう。エロくて、SFで、ミステリーなやつを。それを書いて、投稿サイトに投稿したり、どっかの賞に応募しよう。それぐらいじゃないとワクワクしないのだ。