モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

神棚と心霊現象

あまりにも神様の名前がかかれば札が野ざらしで可哀想だったので、DIYで御札たてを作った。神棚とも言える。ワンバイフォーを切ってドリルでくっつける、すぐに出来た。

職場に持っていき、御札を入れて立てかける。鋼材に差し込むよりはマシなはず。正式な神棚の取扱を調べてみたけど、こうゆうのはきっと気持ちが大切だ。

仕事はもう3週間になろうとしていて、覚えることがどんどん少なくなってきた。自然とダレる。「攻撃をしなければいけない」と自分を戒めた。攻撃。攻撃こそが、自分を安定させる。受け身ばかりではいけない。

たとえばこんなことがあった。パラグライダーをやっていた時、上昇気流に入ろうとしてキャノピー(本体)がバサバサと潰されることがあった。上昇気流に入っているので、墜落することはないのだが、初心者には恐ろしい。

なんとか上昇気流から逃げて、着陸した。そして自分の尊厳のようなものが傷ついていることに気がつく。パラグライダーは上昇気流に入る遊びだ。そうすることで、何時間でも鳥になれる。鳥は上昇気流を怖がらない。

次こそはという気持ちで2本めを飛んだ。また上昇気流。腕が跳ね上げられ、キャノピーはバサバサ。それを抑える。ラインに喝をいれて、キャノピーを広げさせる。旋回体勢に入り、上昇気流にとどまった。俺は鳥だ。数回転するうちに、離陸地点が足の下に見えた。

攻撃。自分の我を通すこと。職場で、その空気に合わせることは大事だけど、その空気のなか自分を出すことも大切なのだ。言われていないことをやらなければいけない。やりたいことを、やってしまわなければいけない。自分を殺して給料をもらうなんて、これっぽっちも思っていないんだ。

神棚を勝手に作ったのは、そんな行動の一つだ。自分らしいと思う。誇らしかった。そんな気分で仕事をしていたら、水銀灯が暖色になり、チカチカと点滅した。そして、再び白色に戻った。ナマズくんと顔を見合わせる「これって、心霊現象?」多分違う。そうだとしても悪いものではないだろう。