「これ、落っこちてたんだよね」とリーダーが言った。そこには1枚の木の板があった。古ぼけていて、マジックで文字が書いてある。あまり上手くない字で「産土大神」など6人、神様の名前が書いてあった。
「これ、神棚に飾るやつじゃないですか」と言う。よくわからないが、大切なものだろう。神様の名前をググル。ちょっとよくわからないが、農業系の神様は女の神様らしい。
そこで、ふと思った。なまずくんも同じことを考えていたらしい。「マスター、ひょっとして、朝出勤してくる5人のおばさんって・・・」「数、あってるよね」以前いた工員の奥様が見えた、朝出勤してくる5人のおばさん。そして、一番高いところにいる守り神。木札に書かれた神様も6人。高い所から落っこちた木札・・・
リーダーに聞いて、元の場所らしきところに設置しておいた。しかし、H鋼に差し込むだけでは、完璧ではないだろう。「神棚 DIY」で調べる。なんとかできそうだ。「木をお清めしたほうがいいですよ」とナマズくんが言った。「昔、占いに凝っていたんです」とのこと。
「いつから、落っこちていたんですか?」とリーダーに聞いたら「わすれた」ということだ。私は神様への信仰心は無い。でも、これは自分の役割のような気がした。
神様の名前をググってきた
ノートの切れ端に名前を書き写してググってみた。右から
・屋船久久能遅神
・金山姫神
・産土大神
・金山彦神
・屋船豊宇気姫神
・彦狭知神
グーグル先生いわく、奉鎮祭などでたてまつられる神様とのこと。今度は落とさないようにしておきましょう。