今年の釣り企画もついに秋の本番シーズンに入った。狙うはアキアジである。できればゴムボートから釣りあげてみたい。そんな欲を春から持ち、そして秋になった。
問題は「どこから出発するか?」である。ゴムボートを出せて、かつ、アキアジが遡上しそうな川の近くとなると条件がかなり限られる。そこで、釣り好きの同僚にひっついてアキアジのロケハンに出かけてみた。
いつものOさんと一緒に、行ったことのないオホーツクの漁港や河口にいった。美瑛から200㎞ほどだったがすぐに到着。すでに夜だったので、サーフは闇に隠れていたが、それでも満足いく視察だった。
とある漁港でサバの夜釣りを始める2人にお休みを言い、いつものテントに潜り込んだ。無理はできない。なんてったって、3日前から腰痛が始まってしまい、午前中には人生初のブロック注射を打ってもらっていたのだ。左ひざを上げることができなくて、靴下すら呻きながらはいていた状態だった。歩くたびに電気が走って「ううっ!」と言ってしまったり、寝起きすらいろんな体勢から痛くない起床方法を探らなければならなかった。
だが、医療はすごい。そんな苦痛をあっさりと取り去ってしまった。「まあ、痛かったらまた来てください」と鎮痛剤をもらって終了。椎間板の傷は1か月もすれば治るでしょうとのことだった。
だからテントで7時間ほど熟睡して、波の音を聞きながら将棋を指したり、小説を読んだりしていた。原寮「私が殺した少女」読了。
wifiもなく、ギガも使い切っていたので、これぐらいのネット環境が体と頭に良い。すっきりとした気持ちでサバを釣りまくった2人を乗せて家に帰った。腰は全く痛くなかった。