モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

日本海でゴムボート釣りってのがだめなんじゃね?って思った

仕事が21時に終わり、それから同僚の家に行く。

3回目のゴムボートフィッシング。

天候は小雨。

海に着いた時にはなかなかの本降りで、こりゃ夜釣りはむりっしょ?と思ってたら同僚は竿を取り出し釣りを始める。すごいバイタリティーだ。雨は勢いを増しているのに、1時間以上、釣りをして、20匹ほどのイワシを釣っていた。

2時になる前にキャンプ場に移動する。無料のキャンプ場で、とても使いやすかった。以前購入した1秒で設営できるテントを空中に放り投げると「ぶわさっ!」とテントができるのが気持ちいい。

ただ、雨の中での使用はあまり設計思想に入っていないテントらしく、徐々に浸水していったようだ。俺はコットを使用していたからわからなかった。同僚が「浸水してる!」という声で起きる。3時間ほど寝ることができた。コットとテントで体調はバッチリ。

浜に移動し、ゴムボートを膨らませる。風はなく、海はべたなぎ。雨も止んでいる。さあ!行くぜ!と海に繰り出す。この瞬間が好きだ。

だが・・・まったく釣れる気配がない。

うーん。この遊びはだめかもわからんね。

日本海で素人がボート遊びなんてするもんじゃないかもしれない。

そう思い始めたら、岸で何かしている人がいた。

シーカヤックだ。

釣りなんてすでにあきらめていたので、そのシーカヤックの人をぼーっとみていた。

ぐいぐいと沖に出ていく。

波間に旗が消えていく。

すでに1kmは沖にでているだろう。

俺の目ではとっくに追いきれなくなった。

「すごいなあ、冒険だなあ」と感心する。そしてそれをよそにとっとと上陸してゴムボートをしぼませた。きもちがわるい。どうやらべたなぎの小波でもゴムボ独特の揺れで三半規管が混乱しているらしい。「俺も」と同僚が言う。それが面白くて「あははははははははは!!!!!」と笑った。雨に濡れて、浸水して、波に酔う。実に自然を味わった。とても痛快だった。

さ、帰ろ。美瑛まで2時間ほど。休日は始まったばかりだ。