モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

人はなんでも面白がれる

無気力と戦っている。基本的に寝ているのがお年寄りなのだけれど、なかにはしっかりしている人もいて、そんな人でも無気力になってしまうのだ。「なにも楽しいことが無い」と言う。

 

なにか面白いことを提供したい。限られた時間で何が出来るだろうか?聴いてみた。「なにかやりたいことある?」「なにもない」無気力だ。

 

仕方ないんだ。そりゃそうだと思う。体を使うことが限られるうえ、移動も限られている。目と耳と口からはいるエンターテイメントしかない。新聞をぱらぱらめくりながら、限界を意識した。

 

映画、落語、時代劇、お笑い、すべて受け取る側のエネルギーが必要だ。健全な体と脳が無ければいけない。そこに「お!」とおもわれる記事があった。道内の男性66歳が、吹き矢で6段の免状をもっているという。「どう?吹き矢?」「なにがおもしろいのかわからない」「だよねー」

 

吹き矢だってのめり込めば面白いはずだが、そこまでハマることはないだろう。「なんでもやれば面白いと思うけどね」そうなのだ。まず、やることが難しい。情報を頭に入れ、興味を持ち、体を動かし手に入れる、時間とお金を投入する。自然にやっていることだが、これが実に難しい。難しいが、なにかあるはずなのだ。無気力とはもともと気力があったということだ。そこを刺激するなにか。それを探る。これが実に面白い。