「私はマモー!」
ときたら「ミモー!」って叫びたくなるのは中年のあかし。っつーことで「ルパン三世」のルパン対複製人間を見た。5回目ぐらい。この作品にはダンディなルパンのすべてが詰まっている。エンディングのルパン音頭以外は最高のエンタメだ。なによりも好きな部分が
「俺は複製人間かもしれない」って自分のアイデンティティにルパンが迷うんだけど、「え?じゃあ記憶とか連続した意識とかコピー先にも引き継がれるの?」って視聴者がぼんやりと考えさせられるってところだ。哲学的なエッセンスだと思う。自分が自分を認識できているのは、脳に詰まった記憶と意識なのに、この作品ではコピーがそれをもっているというところ。つまりは
お前は何者なのだ?
とルパンを通して語りかけてくるのだ。あとフジコちゃんのビーチクがミサイルのボタンと連動しているのがとても好き。当然だ。フジコちゃんのビーチクにはそれぐらいの破壊力がある。
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勉強をしている。
脳の構造。前頭葉とか側頭葉の役割。
前頭葉の役割の一つに「行動」というものがある。
なにか行動を起こすときは、前頭葉が働いている。
つまりはやる気スイッチといえるだろう。
ダルい、なにもしたくないけど、なにかしたい。
というときは前頭葉にキアイを入れてみてはいかがだろうか。
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夜勤だった。
体調を崩している利用者さんがいて、時間がかかる。
なるべくなんとかしてあげたいが、介護者のできることなど限られていて、せいぜい医療につなげることぐらいのだけれど、仮にいま緊急搬送をして病院に行っても、なんせまあ・・・なにもできないんだろう、医療にだって限界はある、という状態。
無力感に際悩まされるが、いつまでもそばにいるわけにはいかない。ほっといたらほかの人の前頭葉の謎スイッチが入り、ふらふらと歩きだしたり、そこらへんに汚物がころがったりしてしまうからだ。
それにその人の性格的なところもあり、とても疲労してしまう。仕事が終わっても頭の中からしっとりと疲れが残っている。家に帰り酒を飲み、風呂に入ってもそれは続く。
少し寝て、ゲームをして、嫁と居酒屋に行き、なんか動画をみて、またゲームをして、いまブログを書いている。なんとか消化できてきた。
つまりはこうゆうことなのだろう
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人生脚本という考え方がある。それはざっくばらんにいうと「子供のころに最初に身に着けてしまった勝ちパターンからは生涯捨てることができない」というもの。
その勝ちパターンからは逃げられない。その行動によって人生が決まってしまうj。運命、といってもいいだろう。
100年近く生きていても、それを持ち続けている。あの人のはたぶん泣き落としだ。泣き落としや自己憐憫が必殺技の人と近くにいると疲れる。