美瑛町から車で1時間ぐらいのところにオロエン川という川がある。そこは沢登をする人ならなんとなくしっているぐらいのエリアで、たまたま沢のぼりにはまっていた山の師匠に連れて行ってもらったのだ。それが8年ぐらい前。それから年1回ぐらいは行っている。ライダーを連れていくのにちょうどいい難易度で、それでいて沢が美しく、楽しい。そこに行ってきた。
職場の人を連れていくことになり、シフトの関係上、夜勤明けで突撃することになった。まあ、なんとかなるか。エナジードリンクのおっきいやつを買ってドライブ。3年ぶりのオロエン川はやっぱり美しくて、そして楽しい人と登ればやっぱり楽しくて、声がかれるほど笑った。笑いながら「ああ、やはりおれはこうゆうことがやりたいんだなあ・・・」と思った。
オロエン川とかに人を連れていく仕事がしたい。が、それだけでは食べていけない。ライダーハウスは実にぎりぎりのラインで両者を実現するものだった。
サラリーという禁断の蜜を吸ってしまった今、もうライハを経営するような感じでもない。だけど誰かを案内したい。どうすればいいのだ?と考えながら歩く。ほかのライハに突撃して、拉致する?そんなことが可能だったのはあそこが蜂の宿だったからで、普通の感覚では営業妨害じゃないか?うーん、わからない。考えていたら楽しい沢登が終わった。3時間ぐらいのコースに5時間かかった。
帰り道はきつかった。さすがに意識が飛びそうな気配がする。必死でこちら側にしがみついた。
晩飯を食ったら意識が飛んだ。目が覚めると夜で、時計を見ると3時だった。それから動画を編集して6時。また眠る。9時に起きた。今日は休みだ。
不規則な生活に体がびっくりしているが、完全な休みなんて自由はライハ経営者にはない。釣りに出かけることにする。2匹ほど釣れた、が、やはりさみしい。こんなさみしさはライハ管理人だったら無縁だ。
やりたいことだけをやり続けていきたい。そんなことは不可能と知っているが、道を探すことは辞められない。