2時間30分の映画を見て、エンドロールの後に考察サイトを読んで、読んだ後にTENETを見た。
考察サイトは1周目が終わった後で見るといいと思う。そして、この映画は2周以上するのが前提の映画だ。
エンディングの解釈はいろいろあるかもしれないが、自分は考察サイトとは別の意見だった。逆行する世界にすべて入っているならば、それに気づく方法が無いはず。
これは現実でもありうる。自分を知覚するには、対象が必要なのだ。例えば最近、若い人をアウトドアに連れて行っているけど、体力的にはまだ自分が強い。若い人がいなければ「おれは まだまだ わかい」と認知してしまうだろう。もちろん間違っている。彼らがちょっとトレーニングするだけで、簡単に自分の体力なんて抜かされる。
朝起きて、そこが自分の家で、家賃を払う必要もなく、風呂やシャワーに簡単には入れて、横に嫁が寝ている。しあわせだと感じる。これから介護の夜勤で、うんちやおしっこにまみれるとしてもだ。なぜ、そう感じるのかといえば、やはりこれまでのプロセスがあったからだ。自分自身であるために必要だったプロセス。一生一度の大芸術。そのための日々があったから、今現在が満ち足りていると分かる。
プロセスが必要なのだ。