モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

忙しくなくていい

昨日は温泉施設に12時間滞在して最低限の仕事をしながら小説を読んでいた。仕事がはかどらない。自分のコンディションが悪いことを自覚できているので、やれることはだらだらすること。「俺はいったい何をしたいのだろう?」と自分に問い続けた。

答えは出ず、大人しく寝た。毎日ぐっすりと7時間以上寝られるのが俺の良い所だ。本当だったら朝3時に起きて仕事がしたい。それをやっていたのにできない。それは意志の弱まりに他ならないのだ。

意志が弱っていることに苦しさを感じる。もっと書いて、もっと稼ぎたいのだ。でもそれと同時に、いまある他の問題を片付けるべきだとも感じている。例えば掃除。ライダーハウスの廃墟をかたっぱしからぶっ壊していかなければならないと思っていたのに、全く進んでいない。

解体をさぼっていたのは、忙しかったからという理由があった。でも、今は忙しくない。仕事には余裕がありすぎるぐらいだし、時間をつくろうと思えば可能だ。それでもやらないのは意志が弱いからということになる。

今日は図書館で仕事をする。つもりだったが、結局何もできなかった。ああ、どうしてしまったんだ、俺。ひたすら読書をしまくった。それしかできることが無かったからだ。

4冊ほど適当な書物を借りて、次に5冊ほど借りて来た。その間に立ち読みする。そこにはこんなことが書いてあった。

「お金が貯まらないのは、あなたがお金のことを嫌いだからです」

なるほどと思う。お金について興味があったので大学では経済学部だったのだが、だからといって好きというのは違う気がする。例えばこんなことがあった。郵便局の配達のアルバイトをしていたころ、1人の若者が結婚を機に辞めることになった。「辞めてどうするの?」と聞いたら「奥さんの会社で働きます」という。彼は逆玉をゲットしたのだ。「俺、ここにいる誰よりも稼ぎますよ」と言っていた。

俺はそれを聞いて「え?それがどうしたの?」と思ってしまった。人よりも稼いでどうしたいのだ?と、マジで。たぶん俺にはそうゆう所が抜けている。ガチの金の話になったとき、他人の気持ちが全く分からないのだ。

「金が無いから勘弁してください」とライダーに言われて、そうかと許してあげたら、あとで高額な買い物をしていたということもあった。金の為なら平気でうそをつけるのが人間なのだ。さらに、俺のやっているライターと言う仕事もそうゆう部分がある。

一生金を貯められないんだろう。それはもう仕方ない。ただ、仕事は好きだから生きていけると信じてる。

忙しくなくていい

他の本。「人間は忙しくなければいけないという考えにおちいってしまう」と言う。忙しくなければ人間じゃない、忙しい人ほどエライ。出来る人間ほど忙しい。そんな感じ。

自分も、ああそうなってんなーと思った。40過ぎたおっさんが平日に読書ざんまいなんて、異常な事だと認識している。だけど、24時間仕事の事ばかり考えて、濃密な人生だと言えるのだろうか?

人生の濃密さは金では測れない。幸せもそう。金があるから幸せとは限らないのだ。最近小説の練習をしているけど、それはアレン・アイバーソンのドキュメントをネトフリで見たから。アレン・アイバーソンはジョーダンと肩を並べる天才で努力家。メンタルはヤンチャボーイだったけど、最後に家族と自分の幸せの為に引退している。

自分の幸せを忘れてはいけない。自分のやりたいことをやるべきだ。それはつい見失いがちで、蓋をして後回しにしていたら見失ってしまう。俺のやりたいことはなんだろう、とりあえず今は文章を書いて仕事をすることだ。