原子爆弾 その理論と歴史 という本を読んだ。
初心者に向けられた物理系の本だと思う。難しい数式は出てこないし、時系列に沿って書かれているからわかりやすかった。キュリー夫人のラジウム発見あたりから、人類が発見した新しい力の物語を誰でも理解できるようになっている。
話がWW2から原爆開発競争になり「もし、日本にもアメリカのような資源と予算があったなら、原爆の開発に成功していたのかもしれない」と著者は論じる。そりゃそうだと思う。
ウラニウム原子が連鎖崩壊をおこす仕組みや、発生するエネルギー、なぜ、原子爆弾は強力なのか?そんな疑問を可能な限りわかりやすく説明してくれた良書でした。
本は広島と長崎に投下されたところで終わる。
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スーパーボールのハーフタイムショーが好きだ。
なんか、派手なエンタメの頂点って感じがするからだ。
これとかいいね。
調べたら、マドンナ、このとき54歳。
うっそだろ?ってなった。
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夜勤中に中村天風を読む。
ちょっとでいい。
この本は異常だからだ。
ちょっと読んだら心が積極的に動き出す。
結局は心の態度、心の角度なのだ。
俺は心の角度を調整し、夜勤を乗り切った。
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利用者さんとお話をする。
特養といえど、元気な人もいる。
普通に歩けて、普通に話せるおばあちゃん(というのも失礼な感じな人)。
新聞をネタに話を振る
「戦争ばっかりですね」
「戦争!私、体験したからもういや!」
「そうなんですか」
「そうよ!常磐公園ってしってる?あそこで炊き出ししてなんとか食べてったのよ」
こんな話が俺は大好きなのでつい話し込んでしまった。
「それにしてもお仕事大変ね」
「そんなことないですよ、こんな面白い仕事ないっす」
「えらい!」
「いや、結局心の持ち方じゃないですか、つらいつらいって思ってたらつらいし、たのしいおもしろいってやってたらそうなりますよね」
「そうね!」
と、俺は天風を通じて利用者と交流した。
心なのだ。
マドンナだって「私もう54だし」って思ってたらあんなことできない。
「ウラニウム235を15kgってムリゲー」って思ってたらフッ素と化合させる方法なんて思い浮かばない。
心だ、心の角度を調整するだけで、どんな困難もただのエネルギーに変わる。障壁にTNTを12万トン仕掛けてしまう、じょまする奴にはウラニウム235の連鎖反応をプレゼントだ。つまりは心だ、心なのだ。