「友達」がいる。
今日あったばかりだけど、友達が「彼は友達」といったので、きっと友達なんだ。
22歳で、2年ほどフレンチの厨房にいたらしいので「シェフ」という名前になった。
そんなシェフがいる日、農家バイトの友達、ダクロ君がアスパラをもらってきた。
「じゃあ、料理して食べよう」と料理する。
リゾットと、パスタと、ピザにした。
どれも美味かった。
イタリアンの基本は同じだ。
1.オリーブオイルとニンニクを火にかける
2。コンソメ、塩で味付ける
3.バターやチーズを入れる(場合がある)
これがシンプルでうまい。もちろん、クリーム系や、トマト系などの複雑で深い料理体形があるけど、これが基本だ。
基本ができている人は立派だ。シェフなんて、頼んでなくても、キッチンの掃除をしている。アスパラの卵焼きを作ってくれる(めちゃ美味い)2年、鉄火場で鍛えてきたのだろう。自分には無かったものだ。
まだ、22歳だし、これからシェフの未来は広洋たる未来が広がっている。すごいな・・と思った。人間ルンバのように、自動的にキッチンを掃除してくれるシェフ。彼を見ていると、13年飲食業でやれたのはまぐれのように感じてしまう。
・・・・やはり、潮時だったのだ。死ぬまで飲食業を続ける人というのは、シェフのような体に染み込んだモノが必要なのだ。
ダクロくんがアスパラをいっぱいもらってきてくれたので、アスパラ料理をつくる。まりんが「オーブンかりていいっすか?」とチーズケーキを作る。ナスくんはダークソウルばっかりやってるけど、その代わり奴隷労働を引き受けさせる。
地元のお客さんが2名きて、パーティだ。
料理の味付けはシンプル、アスパラパワーで食べる、美味い。
そして、シェフの作る卵とアスパラ焼きも美味い。塩コショウが利いている。やはりフレンチの特性なのだろう。
食材をもちよったり、調理をしたり、ボードゲームで盛り上がった。いいな、こんなのが大好きだ。こんなことができれば、金なんていらないのだ。自分の命と引き換えでもいい。こんなことができれば、それで十分だ。死ぬぞといわれるのであっても・・・・うん、仕方ない。