政治的な信条は無いのですが、居酒屋のお客さんが町議に立候補したので、その手伝いをしています。
いろいろあって、一度看板を下ろそうとしたのですが、昨日「やっぱり出るわ」と決意を新たにしてました。
立候補する人が少なくなってきていて、無投票での当選が珍しくない北海道の議員選挙。美瑛町は例外です。
移住して10年目となる私ですが、こんなことになっていると、今回初めてしりました。
「場所かして」
「いいっすよ」
とかるーい気持ちで居酒屋を事務所として貸したのですが、今回初めて立候補するAさんも、かるーい気持ちだったようです。
14名の枠に20人ぐらいが立候補、そこから生まれる足の引っ張り合いと、横やり、話の食い違い。
誰が敵で、誰が味方か?
そんな腹の探り合いが起きているとのことです。
そのことに疲れ果ててしまったAさんは「看板下ろすわ」と立候補を一時とりやめるつもりでした。私も、その話を聞いて、それがいいんじゃないかな?と思ったのです。
そんな昨日の夜、私に電話がありました。
裁判傍聴のブログで、誰かを傷つけてしまったのです。
ひたすらに謝罪して、記事を削除しました。
傍聴したままを書き、そこに私の気持ちを乗せてしまいました。せめて、被告の為になるかと思ったからです。
でも、被告の為にと思って書いたことは、その周囲にいる人をけなすことです。
「せめて、今日より、まともな明日にしたかったんすよね・・」と私はAさんにつぶやきました。Aさんも「・・俺も、そう思ってた」と言いました。
Aさんは選挙で、私は裁判傍聴で。同じ気持ちでした。
すべてを辞めてしまおうと思いましたが「あの事件の結末が知れてよかった」との声をいただいたことを思い出します。こんな自分でも、社会の役に立てたと実感できた瞬間でした。
Aさんも、支援者に「ここで引き下がったら、お前を応援してくれた人はどうなる」と言われ、再度立ち上がりました。
私たちが活動することで、傷つく人や、めいわくになる人もいるでしょう。でも、今日よりもマシな明日のために、やろうとおもいます。
そのほうがマシだと信じているからです。それが間違っているなら、Aさんは落選するだろうし、私のブログはつぶれるでしょう。信じた仕事を貫くだけ、そのジャッジは別の人の仕事です。