モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

スイスアーミーマンを見た

皮膚科に行ってイボの処置をしてもらう。朝からいって、昼に始まり、15分で終わった。その間ノートPCで小説を書く。なんとなくラストまでかけた。

いままで、あまり長い小説を書くことができなかった。それはきっとほかにやりたいことがいっぱいあって、手が付けられなかったからだろう。いまは違う。ほかにやりたいことなどエルデンリングぐらいしかないのだが、この大作ゲームはPS5でやりたい。肝心のハードが売ってないのでできないのだ。じゃあ、小説を書くぐらいしかない。

連休も3日目だか4日目になり、感覚がぼやけてくる。金のことばかり考えるようになる。仕事をしていないと、不安がやってくる。dayworkというアプリで日雇いの仕事を探してしまう。子牛のミルクやりという仕事が1日8000円、ここから43㎞。いやあ、無理っすね。

ライターもしばらく休みたいし、じゃあ、映画でも見よう。「スイスアーミーマン」を見た。あのダニエルラドクリフハリーポッターの後にどんな役をやるのか!?

おならジェット噴射をする死体の役でした

言ってる意味が分からんと思うが、見ても意味が分からない。ただ記憶には残る映画だった。おならジェット噴射かあ・・・・

youtu.be

 

また「サークル」という映画を見る。これもハリポタでおなじみの女の子が主演。うん、つまんね。SNSのはまりすぎはやべえってはなしは、やっぱりブラックミラーのノーズダイブって回が最高すぎるんですよ。

図書館に行き本を借りる。「盤上のアルファ」。超面白い。会話のウィットってどうやったら身につくんだろう?自分は面白い経験や面白い人間の話はできるが、ウィットにとんだ会話はできない。もと営業マンなのに、やっぱりできない。文章を書いても、おもしろい会話劇ってのは絶望的に無理だ。この作者はそこらへんがとてもうまいと思う。

まいにちかあさんの9巻を読む。だいたい巻末に中編のお涙ちょうだい、感動ドーンってやつをもってくるのがサイバラ漫画だとおもうのだけれど、そんなパターンはもうこっちはわかってるから、感動なんて、あれ、泣いてる?おれ泣いてる!ということがあった。リアルなのか創作なのかわからないけど、心に来るストーリーだった。ど低辺中学に行かずひきこもる弟、反対されるにも関わらず妊娠した子供を産む高校生の姉、相手に一切の援助をもらわない約束をして産ませる母、そうして生まれた赤ん坊。赤ん坊のためにもうお金はすべて使っちゃう宣言を母がすると、ひきこもりだった弟は外に出て働き始めるという話。

1週間の休みと結婚記念日

職場よりリフレッシュ休暇をいただく。1週間も休みとなった。ちょうど結婚記念日だったので、層雲峡の温泉ホテルに1泊してきた。

連休前は夜勤だった。スマホを見過ぎて背中が痛くなる。あんま師によるとそこら辺の神経を圧迫するかららしい。朝になって家に帰り、昼間で寝る。寝たところですぐに良くなるわけではなく、むしろ悪化していた。ホテルに向かう頃には背中がズンと重くて、運転がつらい。久しぶりに動物園によったのだが、せっかく人がいない平日だというのに、あまり満足に回れなかった。

ホテルに到着する。とても大きいホテルだった。完全に嫁任せだったので、ホテルのことは全くわからない。というか泊まるところに執着が全くないので、この手のアミューズメントはノータッチ。1泊2万ということだ。ここでもコロナの影響は大きく、人がいないのだろう「グレードアップしてくれた!」とのことだ。

グレードアップされた部屋はすごかった。

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ひろっ!!さらに花束にメッセージカード、ウエルカムフルーツとやらまである。しゅ・・しゅごいいいいい!!フルーツをバリバリくっていたら居室担当さんが来ていろいろ説明してくれる。いま層雲峡では氷瀑まつりをやっているのだが、そこまでバスが出ているとのことだった。「あ、行かないっす」というと残念そうだった。だって風が超強くて、新千歳空港では全便欠航しているような日なのだ。まずは風呂でしょ、ひとっぷろ浴びてきたら晩御飯。さっきの居室担当さんが運んでくれたのだけれど、これがまたすごかった。

カニ

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カニ富良野和牛、タラ鍋、刺身、グラタン、フルーツ・・・美食の絨毯爆撃といった豪華ディナーで「ひぃいいい~もう勘弁してくれー!」と悲鳴を上げた。うまい、そして量がすごい。こんなにうまいもの、贅沢なものを残さざるを得ないのがつらい。頑張ったが刺身を少し残してしまい、結婚記念日メモリアル記念のケーキは持ち帰ることにした。

窓からはまつりの会場が見える。時間になると花火が上がった。

高さ的にちょうど真横だった。それが実におもしろい。

花火の後2回目の風呂。ここには3つの浴場があり、次の日の朝に3つ目に入ってコンプリートした。

朝食ビュッフェも贅沢を懲り固めたようなラインナップで「ええっ!?朝から海鮮丼!?」と驚く。もちろん食った。

このような、ホテルに泊まるのを主目的とした旅行もある。そのような目的のためのホテルもたくさんある。そこではきっと今日もまた、贅沢に贅沢を重ねた贅沢地獄が繰り広げられているのだろう。それを行うマンパワー、維持費を思う。豊か過ぎんだろ…とため息をついた。想像もつかない世界だ。

家までの帰り道。ヒマで寝そうだったので嫁に世界で最も売れた映画ランキングを調べてもらう。アベンジャーズつえー。っていうか、売れてる映画にあまり興味がわかなすぎる。自分がとことんマイナーな存在なのだと思った。

 

引き返すことをやめたら前に飛ぶしかない

ガタカという映画を見た。

主人公はとある不正(遺伝子情報の詐称)を行う。会社で殺人事件が起きてそれがバレそうになるというSF。夜勤明けにだらだらと見ていて、最後は胸が熱くなった。

優秀な弟と遠泳で競うシーンがあるんだけれど、途中で弟が「よせ、死ぬぞ」と引き返すことを提案する。「俺は最初から引き返すことなんて考えていない!」と主人公が言う。死にたくないなら前に進むしかない。そんな状況に自分を追い込める人間は無敵だ。

やっぱり自分を投影してしまうのだ。郵便局をやめて社会不適合者と認識した自分。なぜか商売を始めて前に進むしかない状況になった自分。「儲からないでしょ」と言われてもよくわからなかった。生きるためにあがいているのだ。ひきかえすことなんてできないと思っていた。だから前に飛ぶしかない。それはもちろん錯覚で、ただの自己暗示に過ぎないのだけれども強烈なエネルギーだった。

いま、あっさりとサラリーマンに引き返し、ぬくんくと生活している。職場には若者が入ってくる。なかには過去の自分のような不器用でブギウギしているのもいる。みんな彼を成長させようと必死だ。だけど本人はそれに気づかない。俺だけが彼を必死にさせる方法を知っている。それはとても残酷な方法だ。

すでに与えられているものを、人は求めない。ガタカ、いい映画だった。若いユマ・サーマンは美しいの壁を越えてなんか怖い。

 

 

 

7days to end with youをやったり映画ハーフオブライフ~面白いのはこれからを見たり三体を読んだり

youtubeを見ていたらゲーム実況で気になるゲームを発見した。

7days to end with you

というゲームで、いわゆるノベルゲーム。自分は記憶を失っている。とある家にかくまってもらっているのだが、登場人物は女性1人。その女性の言っている言葉がわからない。書いてある言葉もわからない。文脈や絵で判断して、この言葉は・・と推理していくのが面白かった。「これって英語じゃね?」となったところで、英単語との格闘が始まるのだが、久しぶりに英語の勉強ができたのもよかった。語学の学習としてもよいゲームだった。

ハーフオブライフ~面白いのはこれからという映画を見る。

田舎の閉そく感というのは、スマホがいきわたった現在でも続いているんだなあ・・と思う。おそらくカナダあたりの田舎。バカな男とその周りにいる女。逃げ出したいがその力のまだない子供たち。そんなところでラブレターの代筆をする才女とアホだけど気のいい男と美しいけど家の呪いにとらわれている女の話。

三体

最高のSF物理もの。映画になるらしい。映画になる前に読めてよかった。

 

エンタメをガンガン消費して、ちまちま小説を書いている。小説をかくことが面白い。連続した毎日から少し飛ぶからだろう。ぎりぎりできるかもしれないこと、なれる可能性がゼロじゃない存在。段差を飛べ。その段差が高いほど面白い。