モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

緊急事態宣言にこっそりと追い詰められる

夜勤明け。ワンノブ飯のタネを探しに裁判所に行こうと思って電話する。

「8月は無いです」

ああーそうかそうですか。まあ、そりゃそうですよね。この調子じゃ勿論札幌まで行っても同じだろう。ネタのストックがなくなり、仕事は追い詰められてしまった。まあ、いいか。

さて、48時間ほどの時間が出来てしまった。なにしようかな?天気は悪い。ゲームをやってみる。すぐに飽きた。映画を見る。「リミットレスブラッドリー・クーパーかっこいい。脳を100%使える薬をゲットして、ノシ上がっていく話。「ルーシー」脳を100%使えるようになった女がどうかなっちゃう話。の2本。

沢登りの本も読んだ。

次のステップに進まなければいけないと思った。それは懸垂下降などのスキルを身に着けること。スリングなどをつかった人口登攀。まあ、でっかい滝をリーダーで登攀するのはまだまだやらないと思うので、これからの話。

漫画。ライン漫画とジャンプ+でいろいろむさぼり読む。「神の雫」ワインギャグ漫画「雪女と蟹を食う」エロエロエロエロ「正直不動産」超面白い「怪獣8号」主人公がおっさんというのがイイ「ダンダダン」女体を書くのすっげー上手、画力おばけ「スパイファミリー」テニス編ですごく笑った。

雨がやんできたので庭の掃除をする。岩をどけて、切株を掘り返す。雨が降ってきたので家に戻る。

夜になり、また雨がやんだのでランニングする。3㎞ちょいで息があがってしまった。

48時間が終わり、仕事に行く。インドネシア人の研修生と話す。超イケメン。日本語はすこしだけど英語は喋れる。お父さんは大学でエレクトロニクスを教えているんだとか。それでも家族にお金を送るのだという。マジか。自分がどれほど恵まれているのかを知った。

 

TENETを見た

2時間30分の映画を見て、エンドロールの後に考察サイトを読んで、読んだ後にTENETを見た。

考察サイトは1周目が終わった後で見るといいと思う。そして、この映画は2周以上するのが前提の映画だ。

エンディングの解釈はいろいろあるかもしれないが、自分は考察サイトとは別の意見だった。逆行する世界にすべて入っているならば、それに気づく方法が無いはず。

これは現実でもありうる。自分を知覚するには、対象が必要なのだ。例えば最近、若い人をアウトドアに連れて行っているけど、体力的にはまだ自分が強い。若い人がいなければ「おれは まだまだ わかい」と認知してしまうだろう。もちろん間違っている。彼らがちょっとトレーニングするだけで、簡単に自分の体力なんて抜かされる。

 

朝起きて、そこが自分の家で、家賃を払う必要もなく、風呂やシャワーに簡単には入れて、横に嫁が寝ている。しあわせだと感じる。これから介護の夜勤で、うんちやおしっこにまみれるとしてもだ。なぜ、そう感じるのかといえば、やはりこれまでのプロセスがあったからだ。自分自身であるために必要だったプロセス。一生一度の大芸術。そのための日々があったから、今現在が満ち足りていると分かる。

プロセスが必要なのだ。

庭を整備しカヤック艇庫を作る

夜勤明けの休みは爆睡と会議で終わった。夕食を食いながら明日の予定を考える。天気はいい。天気のいい8月の休みに何もしないという選択はしない。じゃ、なにする?沢や川や山に行く?と頭の中で再び会議が始まる。自分だけの自分の為の会議。筆頭に上がったのは安足間岳へ行くことだったが、すでに21時を過ぎていて、これから3時起きして気持ちを作り、準備して上るのはキッツい。そう、気持ちの問題なのだ。

立ち上がらない気持ちに見切りをつけて、明日は庭の掃除をしよう。

翌日。天気がいい。たまりにたまった枯れ木などを車に積んで、ゴミ収集所に持っていく。2回ほどで綺麗になった。車は枯草などで汚くなった。それから木材を買ってきて、カヤック艇庫を作り始める。

ふと、思いだす。ライダーハウスでも、最初にカヤック艇庫をつくっていたなあ。

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完成

この艇庫、初めて作った割に頑丈で、これをベースに広げていった。10年間、しっかりと立っていた。なんとかなるものだ。

ちなみにこの合板材を切り合わせたものがルーフキャリア。ミニカの窓に木材をぶっさしてこれを載せていた。ドアが開かなくなるから、窓から出入りした。左下の夏っぽい、ビーチとかで使われる寝椅子、これで寝ていた。居酒屋終了後は何もできなくなるほど疲れていて、厨房にこれを使って寝落ちしていたのだ。

今の家でもカヤック艇庫をつくることから何か始まるのかもしれないな。日光に焼かれながら作り上げ、草を刈り、ボーっとしていた。スマホを釘ケースに入れっぱなしにしたまま買い物に行く。「あれ?」とスマホが無くなっていることに気付く。探すが無い。買い物途中に落としたか?と慌てた。嫁がPCからグーグルの機能を探し出し、スマホを鳴らし、倉庫の釘ケースから発見してくれた。実にありがたい。

 

熊の沢川の沢登に行ってきた

1人じゃないって~すてきなこと~ね~

 

と歌いながら沢登りしてきた。場所は旭岳ロープウェー下にある沢「熊の沢」。数年前に山の師匠と上ってきて、今回は自分がリーダー。バディはこの前原始が原に連れてった職場のD君。

youtu.be

 

夜勤明け。朝8時に家に帰って1時間寝る。2台で旭岳ロープウェイに向かい、キャンプ場に車をデポる。で、スタート地点である発電所に行って、準備をして、なんだかんだで10時30分すぎにスタート。

「やばいかな?」とちょっと頭をよぎった。登りだけとはいえ、さすがに遅いんじゃないか?6㎞ほど沢を登り続ける。登山道なら楽勝だけど、何があるかわからない沢なのだ。

ただ、心強いのは過去に経験があるということ。高まきは1か所だけ。あとは歩きやすい沢だったはずだ。覚悟を決めて歩く。

ハイレハイレフレハイレホー!!

とか歌いながら。なぜなら、熊鈴を忘れてきたのだ。アホである。だが、おかげでテンションぶちぎれMAXの状態をキープできた。

序盤はとにかく歩く。滝もないなだらかな沢だったのでだれてくるのだ。滝パートまでとりつくのに、2時間ぐらい歩いていた。

それでも巨木や魚影の濃い釜など、普通の登山道より楽しい。D君もきびきびついてきて、時間の不安は少なくなってきた。

そしてついに滝パート。忘れていたけど、この沢、とても美しい。ナメ滝が連続し、歩いていて気持ち良さしかなくなってくる。動画の最初にも叫んでいるけど「ここは天国ですか?」という感じ。

大きな滝は大滝だけとおもっていたが、途中、10mの垂直の滝があった。とても直登できないし、初心者のD君に無理はさせられない。ということで右岸からまいた。

しかし、この高まきルートはあまりよくなく、今日の装備ではなんとかよじ登れるぐらい。足場も悪く、どんどん崩れていく。一度降りるかな?とおもったら、なんとかトラバースできそうなポイントを見つけて、手を伸ばしてヤブを掴んだ。ああ、ヤブよ。この力強さ。行く手を阻むイヤな奴なことがほとんどだけど、こんなときは最強のパートナー。なんとか降りることもないルートを進むことができ、D君も滑りながらなんとかヤブを掴むことが出来た。

今回はDくんだからクリアできたが、次ここに来るときはロープ、ハーネスなどの装備が欲しい。もっとベつルートを開拓するべきだったかもしれない。ゴルジュハンマーもやっぱりあったほうがいいよね。

いままでは師匠の後をついてきた。これからは自分がリーダーをやることが増えるだろう。そして、リーダーをやって感じるのは、経験のある沢でもリーダーになると感じ方が新鮮!まるで初めての沢!ってことだ。

いやあ、たのしい。これから自分に必要な能力、装備、必要なお金と時間。そんなことをイメージしながらぐんぐん上った。

大滝を巻いて沢に戻る。ナメ滝は続き、高度も900mまで上げてきた。沢は細くなり、滝も連続しなくなってくる。水草ゾーンにはいる。これも美しい。

水草ゾーンが終わって、さらに沢は細くなり、草が両岸から張り出し、それをくぐって進む。

1030mぐらいのところまで行き、ゴールまでのショートカットを試みた。最初は歩きやすかったが、すぐに沼にハマる。膝までドップン。うえー、くっさい。

それから濃いヤブこぎに入る。距離にして50mも無いのだけれど、初心者にはきつかろう。ヤブが切れ、目の前が開けると、タン!とアスファルトに降り立った。

急にジャングルから都会になって面白い。Dくんも良くついてきてくれた。時間は16時前ってことで5時間かからなかった。だが、休憩殆どなしで歩き続けていたので、参考程度に。

夜勤明けで沢ってことも不安要素だったけど、まあ、問題なし。それよりも、時間だ。やはり朝から活動して、入渓時間をもっと早くしないと不安。

あとはバディの成長が楽しみだ。D君は沢にどっぷりとハマりそうで、次の沢の話もしている。まだ旭岳も登っていないのに、どんどんディープな沢に行きたがってしまうのは良くないので、なんとか1人でとっとと旭岳でもどこで上ってきて欲しいものだ。

最後に。熊の沢。最高でした。また来ます。