モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

職場の女の子をカヤックに乗せてみた

先日、職場の男を滝に誘って、そのことを職場の女の子にいうと「いいなー」とリアクションがあった。「じゃ、こんどカヤックでもいく?」と誘う。「やります!」という。

f:id:hatinoyado8:20210816082723j:plain

木製のキャリアも、今回で最後

 

あっさりとナンパが成功したことに驚いた。まあ、これでなんとなく平等性が保たれて嬉しい。職場の若い子をアウトドアに誘うおじさんとしての立場をゲットできた。

 

若い娘さんを傷つけないように、注意しながらの川下りを始めた。が、始めてしまうとなんてことなかった。そもそも、介護の職場で戦っている彼女は想像よりもタフで、野生児だった。中州で一休みしながらプライベートトークを聴く。ガハハ!と笑った。

 

「じゃ、こんどは滝でも行こう」と言って終わる。そのためには25cmぐらいの沢シューズが必要になるけど、それぐらいなら自分が買ってやってもいい気がしてきた。これから、職場の若い職員に対してアプローチを仕掛ける。範囲を広げて、アウトドアを布教する。必要な投資だ。

 

なぜ、そんなことまでするのか。思うに、自分がして欲しかったからだろう。

 

20代の自分。仕事しか目に入らなかった自分。先輩たちは家庭もちで、夜の酒ぐらいしか時間を合わせられなかった。でも、たまに釣りに連れて行ってくれた。あれが嬉しかった。先輩たちに影響されて、道北まで秋味釣りに出掛けていた。世界が広がったと思う。

 

世界を広げてくれるのは他人だ。その他人になるべき時なのだ。

 

ノーリスクで出来ることなら1人で勝手に始められる。消費社会におすすめされた、安全で楽しい冒険。それでいいなら勝手にやってればいい。

 

俺は手を差し伸べる。マニアックな世界へと。握る握らないは自由だ。それにまず、自分のレベルを上げなければいけない。そのためには、あの人に教えを乞う必要がある。

自然に叩き落せ

先日、職場の若者を滝めぐりに付き合わせた。すると変化がおこった。

1人はもともとアウトドア志向のある人間で、ほっておいても勝手に山に登るタイプだ。「バッグ買わないとなあ・・」と言っていた「まずは靴でしょ」とアドバイス。きっとこれからやらかすアウトドアでのミスが、彼を落ち着きのある人間に削ってくれると思う。実に楽しみだ。

もう1人も変化が起きた。彼はまったく運動なんて自発的にしないタイプだったので、今回キリで勘弁です!っていうとおもってた。だが、心に響く何かがあったのか、またやりたいと言っているらしい。普段の仕事に疲れ切っていたようで、いいリフレッシュになったようだ。自然が、彼をリフレッシュしてくれるだろう。

アウトドア好きのおっさんとしては、とても良い傾向だとおもう。だが、少し気がかりなことがある。自分は本格的な登攀とかはやらない。そんなことをするやつの気がしれなかった。危険な個所はいつも師匠がいたし、その後をついて行けばよかった。

これからは自分が先頭に立ってルートを開拓しないといけないのか。そうなると、ロープワークもしらなければ、ロープすら持っていないのは大丈夫か。大丈夫な気もするし、大丈夫じゃない気もする。

危ない所に行かなければいい。それは重々わかっている。だが、危なくないところばかりで面白いのか?きっと危ない所に出掛けてしまうんだろう。

そもそも、危なくないところってなんだ?十勝岳や旭岳でも人は死んでいる。バンバン死んでる。

恐れがないことがすでに危ないんだ。恐れを胸に、若者を自然に叩き落せ。ということで、今日はこれから職場の女の子をカヤックに連れていく予定。

両家顔合わせからの豪遊

両家顔合わせをやってきた。半年前に結婚して、やっとだった。

コロナとかいろんな事情が絡まって、ワクチンがある程度ひろまり、かつオリンピックでの大波が来る前というタイミングだった。和風庭園がある店で予約をし、昼食会となる。メモリアルなイベントだった。まったく関係なかった2つの家族を引き合わせ、じゃあよろしくと終了する。実に円満な話だ。時間にして2時間もかかっていない。

だが、終わった後でぐったりと疲れてしまった。やらなければいけないことを、ずっと先延ばしにしてきて、それがやっと消えた。通るべきフラグをやっと回収した解放感もある。運転できる精神状態じゃない。近くのカフェにて休む。

幸いにして明日も休みだったので「なんかする?」と言う話になる。美深までいって、滝を巡るのも楽しそうだ。だが、エネルギーがない。どこかで休まなければ。いや、ここだ。旭川でホテルを探す。というか、行ってみたいホテルに行こう。探すと当日割で安く泊まれた。スーパーな銭湯も入っていて、5000円は安い。

チェックインして旭川をぶらぶら。2週間以上続いた熱波は収まりを見せつつある。ビルの間を走る風が気持ちいい。激安焼肉屋に行きしこたま飲んだ。

ホテルに戻り、温泉に入り、寝て起きて、また温泉に入る。元気になった。チェックアウトしてネカフェに行く。チェンソーマンを読んだ。面白かった。

主人公がパンを食べながら、ジャムについて憧れを語る。もし、ジャムつきのパンが食べられたら最高だなと言う。この気持ち、よくわかる。

電車に住んでいたころ「もし、家に風呂があったら最高だな」と思っていた。「雨の日に濡れないでトイレに行けたら夢のようだ」とも。今、2つともかなっている。

まるで丸い滑走路の真ん中に立っている気分だ。どちらにも飛べる。どこに向かって飛べばいいのだろう?と、豪遊して思った。

2021原始が原

職場の若者たちと原始が原に行ってきた。

富良野の山奥にある滝巡りコースである。途中、橋が崩落しているので、沢装備が必要。だが、行ってみたら「それほどかー?」と思った。

渇水しているのだ。岩がゴロゴロ。ぬめりもほとんどない。ジャンプしてよじ登ってルートをイメージして時には川底を歩く。実に楽しい沢だった。

やはりここはいい。短いコースに、様々な形状の滝。原始が原の解放感と帰りの登山道のスムーズさ。

滝に打たれながら、叫んだ。こんなことが出来るところも、実は少ない。そんな場所が近くにあって良かったと思う。そんな場所をガイド出来て満足だった。

f:id:hatinoyado8:20210805194900j:plain