ライダーハウス蜂の宿

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裁判傍聴記:なあんだ、覚せい剤か

ライダーハウス蜂の宿管理人ノザワです。

覚せい剤をやることは人生の破滅だと思います。裁判傍聴をしていて、なんどか覚せい剤で人生を狂わしている人を見ました。なかには中毒から抜け出し、家族から引き離され、再び社会の闇に沈んでいく人もいました。
一方であっけらかんとした中毒者もいます。彼らの人生はもうすでにどっぷりと闇に漬かっており、がっつり働くためのエナジードリンク的な使いかたをしている人です。
ふと時間ができたので旭川裁判所にいくと、覚せい剤取締法違反の裁判がありました。その被告はどちらかというと後者、つまりあっけらかんとしていました。

 

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ハードワーカーシャブ


中卒で働き始めた被告は、飲食業界に就職したようです。その後内装業に転職し、そこで初めて覚せい剤を覚えました。

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このとき一度逮捕され、執行猶予付きの判決を受けています。それ以来覚せい剤とは縁を切り、15年の月日が流れました。
その間に被告は一生懸命に働き、一人親方として自分の名前の会社を切り盛りしています。

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被告の内装業の会社は評判も良く、裁判中でも請け負った仕事が山のように残っているようです。そんな被告の毎日は忙しく、自分ですべてをやらなくてはいけません。
朝は7時には現場について働き、帰ってからも21時くらいまで仕事が残っていたようです。

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それを支える妻のサポートはなく、一度離婚しています。その後の妻が証人に来ていましたが、仕事で忙しすぎる被告との仲は冷え切っていたようです。
毎日ギリギリまで働きまくっている被告に悪の手が伸びます。取引先の一つから覚せい剤をまわされたのです。

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「使うつもりはありませんでした」ただ顔つなぎのため、断ることはしなかったようです。しかし、あまりにハードな仕事と、妻との喧嘩、ついつい被告は覚せい剤を使ってしまいました。
その後数十回にわたり覚せい剤を使用。そして警察に捕まり裁判になったのです。

前提として。覚せい剤はいけないことです。暴力団の資金源になるだけでなく、大切な人を傷つけてしまうことになります。
しかし、今回の被告は15年にわたり覚せい剤と離れていました。とても強靭な意思の持ち主であり、社会的にも事業を切り盛りする働き者です。
私は「まあシャブぐらいいいんじゃないの?」と思いました。

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覚せい剤が発覚したことで、被告と妻はお互い支えあうことを始めました。

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15年にわたって使わなかった実績は中毒から抜け出せる可能性を感じます。

実刑になれば被告は顧客を失うでしょう。

それはどうなのか?社会として、法律はどうさばくのか?

旭川地裁の佐藤裁判長は、そのあとすぐに求刑しました。

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2年、執行猶予4年。保護観察をつけること。

 

うんうん、よかったなあ。

被告にはこれからバリバリ働いて幸せになってほしいと思いました。

 

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