9割9分カローラフィールダーを購入することに決まっていたら、そこにスバルXVが入ってきた。1分の気持ちがムクムクと膨らんだ日曜日。同じく車買い替え予定の嫁がラパンを見に行くというので一緒に行く。ついでにXVの試乗予約も入れておく。
でかい中古車店にまず行ってみた。入るといきなりギャルが駐車場に誘導してくれて、そのままでかい店舗内にご案内。ずらりとデスクがならび、たくさんの従業員がいる。そしてたくさんある商談テーブルに座らされる。
「アンケート書いておいてください」
とタブレットを渡されて、いろいろ質問に答えていると、最後に個人情報を記入することに。とても嫌悪感を覚えた。自分の個人情報なんて価値は無いかもしれないが、それでも「え?いきなり?」という気持ちになる。タブレットを回収しに来たギャルに書きたくないと伝えると「でも、書いてもらってます」と言われ、じゃ、と席を立とうとすると「待ってください」と営業が出てきた。副店長を名乗ってた。
「では、なんてお呼びすればいいのか、お名前だけ・・・」とさわやかに言われる。名を名乗り、目当ての車を見せてもらう。車はとても良かった。接客はとてもさわやか。じゃ、これで・・・と帰ろうとすると「ピッタリの車が入ったらお知らせしたいので、電話番号かライン教えていただけますか?」と言われる。嫌だと伝え出ていく。副店長はそうですかと笑顔を崩さなかった。彼の誘導で店を出ていく。
「副店長って・・・何人いるんだろうね・・・」と社内で嫁と話す。きっと10人ぐらいはいるだろう。そんな気がする。
密着マンマークされるステフィン・カリーの気持ちを味わった後、時間をつぶして予約していた中古車屋に行く。これで3回目。女性だったら開けるのすらキツイ重い2重扉を開けて、どこにでもある普通の従業員入り口で待つと「どうも」とカローラを案内してくれた営業兼整備士という感じの男性が出てきた。「XVに気持ちが移ってますね」とニヤリ。実は・・・そうなんです・・・・
エンジンを温めてくれていたXVに乗せてもらう。広い敷地内を2,30kmで走らせる。中古車屋なのに、あまり中古車が無い。ネットに乗せるだけで十分なのだろう。だからぐるりぐるりとXVの乗り味を味わうことができた。とても良い。
車を止めると「実は黙っていたことがありまして・・・」と言われる。「これ、夏タイヤなんです」うそ!圧雪とはいえ、まったく空転しなかった・・・「これがスバルです」
周履歴の説明を受ける。おそらく物損でフロントをぶつけている。ボディが衝撃を吸収しているからバランスを取り直し、ハウジングを好感しているとのこと。しっかりと直しているからボンネットは問題なく開閉している。前のオーナーはお年をややめした商売をしている方で、道東と旭川を商売で移動していたところ、この車を購入してから商売をやめて家族に車をお渡ししていたとのこと。車のストーリーを説明してくれる中古車屋なんて最高だと思う。
トヨタからスバルへ目移りして気になるのは故障だ。年式も古い。いろいろ杞憂と言うか、心配してもしょうがない質問をしてしまう。だが「・・・・そんな壊れませんよ」と最後にぼそりつぶやかれて気持ちが決まった。「買います」
ふたたび入りにくい扉を開けて、普通の事務室の半分をアウトドア風にしましたというスペースに案内された。「すいませんね、社長の趣味で」とスノーピークのテーブルとチェアーに座る。とても落ち着く。もう一人の男性従業員にアルミ缶のお茶をもらう。とてもおいしい。コルトプラスの下取りをお願いすると、この部屋には自分と嫁だけになった。初めて来た場所なのに、とてもまったりとした雰囲気で休む。
いろいろな説明。一番良い保証をつけてもらう。下取りはゼロ円だとおもったら、思ったよりも高くつけてもらってとてもうれしくなる。最後にアフタートーク。昔あこがれていたスバルに乗れるなんて思ってもなかった。というと「同じ世代ですけど、まだまだですよ、乗りたい車に乗りましょうよ」と言ってもらい、よい買い物ができたと思った。ついでに嫁に似合いそうな軽自動車を見せてもらい、ここの前に行った中古車チェーンの話をすると「ああ、あそこはホストのシステムですから」と言う。接客するのはエース営業マンから、完全歩合制。なるほど、そりゃああなるわ。「在庫がたくさんあるのがいいんですけどね」たしかに、車は良かった。
でも、もし、まったく同じXVがあの中古車チェーンにあっても、あそこでは買わなかったろう。それだけはわかる。ラインを交換して家に帰る。今日は夜勤なのだ。