モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

気が抜けない正月がやっと終わってくれた

ライターの仕事でも年末年始はあって、それは担当者がお休みに入るからなのだ。

担当者とコンタクトできない年末年始は、それ以外の仕事を片付けていた。つまり、ドカンともらって「何時までに仕上げてね!」というタイプの仕事。時間があった時にやっつけるスタンスの仕事だった。

12月に入った時に頂いた仕事を、年末年始でやっつけることに決めた。30日と大みそかに数本、元日にも数本上げると担当者から連絡があった。「修正」まあ、この仕事ではよくあることで、修正するよりも書き直した方が早いレベルだったので困る。

ただ、手を動かすしかない。2日3日とやっつけて、4日と5日もプロレスを流しながら仕事をしていたのだけど、先ほど連絡があった。「カット」つまりこれでおしまいである。

2年前もあったけど、苦し仕事というのは、やらないほうがいい。得たものは経験ぐらいで、金と労力が全くかみ合わないのだ。つまり、得意な仕事以外はやらない方がいい。ローギアで高速道路を走るような苦しさだった。

フィットする仕事は逆で、ほとんど力を入れていないのに、全然苦しくないのに「いいですね!」と褒めてくれたりする。この違いには笑ってしまう。そして、やっていて楽しい。自分の好きな事をやっているのだから、本当に楽しいんだ。中毒になる。

どうやったら、いい仕事にありつけるのか?ぽっかりと空いた時間で考えてみた。

自分の特殊性は限界まで突き詰めた方が良い

文章は誰にでも書ける。写真も誰だって撮影できる。ドローンだって誰でも買えば飛ばせるし撮影できる。公式な許可を得て撮影するのはかなり限られるけど、誰だって可能だ。公式な許可を取って、特殊な環境(たとえば山頂など)でドローン撮影をすることができるのはごくわずかだろう。それを文章でやり方を紹介できるのはごくごくわずか。

こんなふうに、自分の特殊性を限界まで突き詰めることだと思う。ドローンの記事は、自分の広告としていま、輝いている。

自転車は誰でも乗れる。ちょっと変わった自転車や高めのロードも買えば乗れる。それで日本一周したりするのも、やろうと思えばだれでもできる。キャンプ場に自転車で行き自炊するのも好きならできる。それを冬にやろうとするのは、ちょっと変態じゃないとできない。さらに冬の北海道でそれをやったのなら、孤高の存在に近いだろう。それを文章や写真で表現できる人だったら、お金にできる。

好きなもの。それを突き詰めるべきだ。ベートーベンは日記のようにピアノソナタを作曲して、そこから使えるフレーズを交響曲に組み上げた。第九は天才じゃないと作れないけど、好きな事への努力は誰だってできる。

お金の為には、やりたくない仕事でもやらなければいけない。でも、それは一つの側面にすぎず、本当は違う。誰も追いつけないほど好きなことでぶっちぎれ、だと思う。生活の為の金なんて、ライスセンターで働けばいいのだ。

苦しかった仕事が終わって、ぽっかりと、のんびりした時間が流れた。そろそろ、自分にフィットした仕事を探しに行かなければならない。それも数をこなさなければ出会えないだろう。苦しい仕事も楽しい仕事も、ただただやりまくってる。