カブはオンロードバイクでもオフロードバイクでもありません。あくまでカブはカブであり、カブを乗りこなすにはカブの乗り方があります。
私は仕事でもプライベートでもカブを乗ってきました。そこで「これだけは知っておいたほうが良いよ」というポイントを紹介します。
タイヤとサスでがらりと変わるバイク
カブはパーツの選択が豊富です。中でもタイヤとサスは広いバリエーションを持ち、自由に選択することができるでしょう。
乗り方もタイヤによって変化します。オンロードよりのタイヤを履く場合とそうでない場合では曲がるときの体重のかけ方が変化します。
グリップの強いオンタイヤなら、より曲がる方向へ体重をかけるリーンインが良いでしょう。クイックに反応してくれるし、バイクらしい乗り方です。
ただカブのタイヤ幅ではあまり可倒角度はありません。サスの性能にもよりますのでほどほどにしましょう。
カブのサスはかなりの重量を積むことを前提に作られています。80㎏の大人が乗っても動くようになっているので、そんな状況が頻繁に起こらないなら変えることをお勧めします。
路面の情報をスムーズに伝えてくれるし、体重移動にも素早く反応してくれます。
やはりオフロードの乗り方が参考になる
ニーグリップのできないカブに似ているのはオフロードです。オフロードバイクもニーグリップはあまり重要視せず、体重のかけ方が乗りこなしのポイントになります。
オフロードの乗り方で最も参考になるのはリーンアウトでしょう。曲がるときにバイクだけ倒すようにして、自分は地面とまっすぐ垂直に立つイメージです。
バイクが倒れてもいいように体とシートを離します。その代わりステップに体重を預けて、内側の足はバイクから離しておきます。こうすることで限界までバイクを倒すことができ、安全なコーナーリングができるのです。
またスタンディングも大切です。シートの先端をニーグリップして中腰になることで、カブの挙動をコントロールしやすくなります。路面の突き上げに強く、視界も広くなるのでぜひやってみましょう。
カブは転倒しても壊れません。人間は壊れる可能性があります。なのでコケるときはカブから逃げるようにしましょう。そのためにはオフロードバイクの技が役に立つのです。
参考
1. ライディングフォーム リーンアウト -ネットでライテク伝授- 小林直樹のネットでオフバイク
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