「 強く、カッコよくありたい 」と思うのは
健康な男子諸君なら当たり前のことだとおもうけど、
そーゆーのをこじらせちゃったら大事なことを失っちゃうよ。
それは社会でもっとも大切なスキル、
これさえ出来れば怖いものなんて何もなくなり、
世界がブワーーーーーっつと開いて、
毎日が楽しくなるスキルだ。
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「 人の心を開く 」スキル
「 コミュニケーション能力を鍛えたい 」と営業の世界に飛び込んだときだ。
研修所で1週間ぐらい同期と勉強するんだけど、アタシは2人部屋でやや年上のTさんと一緒だったのね。
当時からアタシはオタク趣味で、休み時間には古本屋で買ってきたマンガを読んでるような人間なんだけど、まあTさんとは普通に会話してるし、失礼の内容にしてるから関係は良好だったのよ。
きちんと挨拶してるし、酒の席にも出席してるし、悪いことはしていない。
で、研修も後半になって、ひとりで漫画を読んでるアタシにTさんが言った一言がその後の人生の景色を変えるような衝撃だったのよ。
「 Nくん・・・・もっと心を開こうよ、人間はね、心を開かない人間には心を開かないよ・・・・ 」
なんかの扉が「 ギーッ! 」と開いた音がしたわ。
「 心を開く 」とは弱く、かっこ悪いとこも見せること
Tさんの一言で覚醒したアタシは「 シモネタ 」キングになったわ。
小学生のような単語を並べて、自分のかっこ悪いところをぶつけていったらどっかんどっかんウケたのね。 気持ちよかったわ~、こんなに受けたのは小学校のとき担任の真似をした一人シュールコントをしたとき以来ね。
それから「 シモネタ 」の限界を感じて、なにか「 心を開く 」ことを探していったのよ。
カンタンに見つかったわ、アタシはラッキーなことに弱く、かっこ悪く、頭の悪い人間だからね。
仕事で毎日知らない人に会う
↓
自分の心をパッカーンと開く
↓
相手の心が開く
↓
仲良くなる
超シンプルに書くとこうなるわね。
仕事はその後の「 契約書にハンコをもらう 」
が出来なかったからやめちゃったけど、このテクニックは
その後とっても役になったわ。
さおりんばりの低空タックルに磨きをかけて
人は初対面の人間に対して一定の距離をとろうとするのね。
「 心を開く 」テクニックってのは、その距離を一気に縮める
低空タックル
のようなものなの。
警戒してる相手の意識の外、足もとから絡みつく吉田沙織ばりの必殺技よ。
生きれば生きるほど恥や失敗は増えるし、恥や失敗が増えれば「 心を開く 」時のネタになる。 すまし顔の意識高系には絶対身につくことのない、体温のこもった「 弱さ 」を武器とする必殺技は仕事に絶対役に立つし、何よりの長所になる。 金にも笑いにもなるし、失敗したらまたネタになるしね。
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