今日のブログもいつものように、ワタシの脳内ファンタジーでお送りしようと思うの。
つまり、実際の人物や団体はすべてフィクションですよ。
子供がうるさいと、怒鳴る人
土曜日ということもあって、居酒屋はそこそこ忙して、家族連れや他何組かでほぼ満席だったのよ。
で、そこにライダーがやってきて、空いているテーブルに相席してすわったのね。
ちょっとオーダーが混んでいたし、すぐになにかを出せる状況じゃなかったけれど、まあそんなこと言わなくてもわかってくれるかな?ってことで、飲み放題を処理しながらなんとかやってたときに、空気が凍りついたのよ。
まあ、よくある子供の声がうるさい!って怒ったのね。 そのライダーは見た目がヤクザみたいな人で、ちょっとおっかなかったけれど、他のお客さんに迷惑をかけちゃったらそんなことも言ってられなくて、他のお客さんにごめんなさいしてもらって1対1で話したの。
なんてったって、一番のタフスケールはこのお客さんに気に入られちゃうことだからね。 勇気を出して出禁を伝えなくてはいけないんだけど、結果として「 まあ、いいか 」ってなってしまったのよ。
言いたいことを正確に伝えるには、その背景を理解する必要がある
田舎の大衆居酒屋なんてカオスを具現化したような存在なのに、そんな場所で道理とか公共のマナーとか怒鳴り散らして、非常に迷惑だったのだけれど、彼が怒鳴った理由ってたしかに 公共のマナー というものの教育 なのよね。 それ自体はわからなくはないけれど、切れて怒鳴り散らすことなくない? っていったら
「 でも、料理も遅いし、疲れてたし、ちょっとずつ積み重なったんだよ! 」ってことだったのよ。
うーん、吐き出させて、空になったら出禁をつたえるかなー?って思ってそれからいろいろしゃべったの。
焦点はやはり 「 なぜ、怒鳴ってしまったのか? 」
ワタシへの批判も含めつつ、彼の腹のものを全部はきださせたら、最後にすべて理解できたわ。
「 オレは、人を殺して10年入っていた。 他人といえど、子供にはそんな目にあってほしくない。 」
つまり、ヤクザとして抗争のさなか人を殺してしまったのね。 んで、10年間堀に入っていて、でてきたら組がなくなっていた。 完全に空っぽの状態。
殺してしまったことを含めて、迷惑をかけてしまった人たちのためにも、絶対に他人に迷惑をかける人間になってはならない。 怒鳴ったのは、人間は叩かれなくては理解しないからだ。 と。
うん、ワタシへの迷惑についてはさておいて、彼の気持ちは痛いほど伝わってきたのよね。 北海道に来たのもたまたまですぐに帰ってしまうみたいだし、今回はこのままで良いか。 お客さんには( もし、次があるのなら )このことを伝えておけばわかってくれるんじゃないかしら? 彼の後悔がさせた行為だからと。
で、この作文、小説をよんだ誰かにつたわるかしらね?
それはそうと、迷惑なんだよと。