いつもどおり洗濯して、掃除して、ドリルを振るう日。
夜は穏やかで、面白かったって話。
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厳しいことを言ってあげなくてはいけない
昨日に引き続き、営業開始と共にくずゆくんが来店。 いろいろ喋ったの。
昨日のブログで言及してしまったことを詫びて、やはり人脈と言う言葉は使わないほうがいいこと、そして言葉のイントネーションについてちょっと気にしたほうがいいことを言ったの。
彼の喋り方は独特で、ずっと声を張って喋りまくるから、聞いていてちょっと疲れるのよ。 コレは明らかに彼の弱点、矯正すべきクセだと思うわ。
20歳の彼に、このことを注意する人間はいなかったのかしら? ひょっとしたらいなかったのかもしれないし、いたけど忘れてしまったのかもね。 だって、指摘は一言ですんじゃうからね「 うるさい 」って。
でも、彼の明るいところは得がたい才能だし、下手な指摘でそれがなくなってしまうことを恐れてしまいがちだけど、今のままだと彼の周りからは人がいなくなってしまうと思うの。
だから近くの大人が言ってあげるべきなのよ、わかりやすく、伝わりやすい言葉で。 人間関係を作って、お互いのプライドを尊重しあった間柄から。
「 うるさい 」ではなく「 もっとこうしたほうがいい 」って。
ちょっとしょげてたけど、上手く伝わったと思う。
スーパーメディアクリエーター爆誕
その後、絶賛沈没中のバタフライが来店。 彼は浪人生のクセに麻雀を覚えるという、ダメダメ街道を転げ落ちまくってる状態なのだけど、新しい事実が判明したわ。
もう、勉強はしばらくしてないみたい。
つまりは浪人生って名乗ってるけど、大学に行く気はあまりないみたい。 「 浪人生じゃないじゃん 」って突っ込まれてたわ。 「 じゃあ、なんて名乗ればいいんですか? 」って言ってたから
「 スーバーメディアクリエーターを名乗れ 」と言ってあげたわ。
気配のない女
バタフライ以外のオーダーがはけて、お客さんは奥に一組。 スツールに座って漫画を読んでいるバタフライをほっといて洗い物をやってたら「 マスター 」ってお呼びがかかったから、奥のお客さんのところに行こうとした時。
バタフライの真後ろのテーブルに座ってる女性がいたの。
アジア、おそらくタイかベトナム系の女性で、首に一眼レフをかけてたわ。 まったく気配を感じなかったからびっくりしちゃった。
電車居酒屋は電車だから、だれかが歩いたら揺れるのよ。 出入り口も恐ろしく立て付けが悪くて、だれかが入ってきたらドアの音が厨房まで聞こえるのよね。
そんな状況で誰にも気付かれずにやってきて、あの重いメニュウをじっくりと見ているから、最初は「 ・・・・人間? 」って感じのリアクションだったわね。
目が合って、「 何か食べる? 」って聞こうと思ったけれど、彼女が人間なのかすらわからなかったから、ただ微笑んでたら。
「 あ・し・た 」と微笑んで。 音もなくテーブルから降りて、音もなく( きれいな後姿で )歩いて行っちゃった。 キャットウォークってああいうのを言うのね。
「 気配ありました? 」って目をパチクリしてバタフライが言うから「 まったくなかった 」って答えたの。 ワタシもワタシだけど、1m以内に近づかれてまったく気が付かなかったアナタのほうが驚いたわよね。 コレがサムライだったら命を落としかねない事件だったけれど、スーパーメディアクリエーターだからまあ、問題ない。
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