夏してる?
積乱雲を眺めながら、あのときのことを思い出したり、
濃い影に隠れてアイスを食べたり、
「 最後にプールに行ったのって、いつだっけな? 」て、ぼそりとつぶやいては
眩しかった水面のきらめきに目を細めてる?
「 ひまだから 」ってみんなで海に行って、なにもできないけど無性に楽しかったあの日を思い出してる?
スケブラにどきっとしたあの日を、
スイカと蚊取り線香のにおいを、
塾の帰り道を、
お祭りと花火を、
そんな夏を。
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逃げ出したいくらい暑い
日中は暑すぎて川の住人と化してるワタシだけど、きょうはさすがに作業の日。
大量の仕入れに、仕込み作業。 それが終わったら空きベッドを確認して買い物へ。
うひー暑いわ、8kmだしてやっと涼しいくらい。
ベストムのセルフ食堂で「 ひやしうどん 」230円をかっ込んで、必要なものを買う。 帰りも暑い、ひたすら8kmで走る。
かなとこ状に広がった積層雲を眺めながら走る。
電車居酒屋の室温が気になる。
今日もうんざりするくらい蒸し暑くなるんでしょ。
「 うんざり 」ですまないくらい暑かったわ。
「 キケン 」シグナルを体が発しているわね。
予定していた仕込をあきらめて、麻雀をやりながら日没を待ってたわ。
で、日が沈んでなんとか出来そうな室温になってきたから開店。
今日はそこそこに忙しかったんだけど、富良野組から差し入れメロンがあったから
お客さんにサービス! っていうか、ワタシの自腹はまったく痛くないので食っちゃってー
その代わりといっちゃあなんだけど、立ってるものは親でもフロアーってことで
フルセルフ状態でまあなんとか終了。
すると近所のカラテカさんが
「 これ食っちゃってー 」と巨大スイカを持ってきてくれたのよ!
出産直前の妊婦の腹ぐらいでかいスイカを客席で「 やー! 」と切ったら
「 うおおおおおおおおおおおおおおおお 」って歓声、ワタシも「 すっげーーーー 」ってなっちゃった。
普通このくらいのサイズになると、中身はスッカスカなことが多いんだけど、この妊婦スイカは中までみっしりと詰まってたのね。
それをストンストンと切りまくって、前菜メロン、デザートスイカという
リッチなコースになったお客さんに提供。
このでかさ
ライハにいる富良野組にももっていって、
ついでにワタシもいただいたの。
「 うっまーーーーーーーーーーーいい!!!!! 」
あの図体からは想像もつかないくらい、繊細でみずみずしい甘さがあったわ。
でも、風がないからいまいち蒸し暑いのよ、まだ。
「 トラックが風を防いでるんですよ 」とまーくん。
ああ、そうかと歩道に出てみたらきもちいー夜風が吹いてきて
それを浴びながら、種をぴゅっぴゅとそこら変に飛ばしてたの
「 夏だ 」とだれかがいって
「 うん、夏、夏 」とだれかがいったので
「 夏だねー 」をワタシ。
メロンをくれた富良野の社長のように、
スイカをくれたカラテカさんのように、
やさしい夏の夜が道道966号線をつつんでいて、
ワタシは「 夏してるなあ・・・ 」って思ったの。
そんな日、
さいたま県について熱く語るおじさんと。
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