ほぼ日刊イトイ新聞を読んでたら
じーんと来た話を見つけたので
ぜひ読んでほしい
が、読まなくてもいい、がんばってまとめてみる
あげなさいというBBAの教え
いやいや、こうやって書くことでかたっくるしさを軽減してるんですよ。
”おばあちゃんの教え”じゃ、ちょっとキナくさい。 本を売りつけてきそう。
BBAのほうが画太郎っぽくていいでしょ。
「 うるせー!! 」ってぶん殴ってきそうでしょ
あ・・でも、いきなりぶん殴ってくるBBAの話なんて
まったく信用できないな。 うん、やめよう
あげちゃってもいいさ、と逆に考える
はい、もっとダメ。 今にも波紋をぶちこんできそう。
でもね、基本線はこれであってる。
おばあちゃんが、ジョジョを読んでいたのかわからないが、
「 損得勘定をすてなさい 」というありがたい言葉なのだ。
「 俺は資本主義をすてるぞーーー!!!ジョジョーーー!!!! 」
ってことではない。
盗まれたり、返ってこなかったり
うちには漫画をいっぱい置いてあるんだけど、毎年ぽつぽつとなくなっていく。
とても悲しい。 たとえ中古で100円だったとしても悲しい。
ただ、悪意がないのはわかる。 元に戻すのがめんどくさかっただけなんだ。
それはわかる。
「 バイクを売って 」と言われて、「 気に入ったらでいいよ 」と貸したことがある。 それから1年くらい音信不通になった。 とても悲しかった。
電話をしたら「 あれ、動かなくなったよ 」と言われる。 メンテをする気もなく、メカの知識を勉強する気もなかったのだ。 軽トラで回収して、信用できる人にあげるまで乗りまくった。
問題は解決したが、そのときの「 キモチ 」は残ったままだ。
思い出すだけでドロドロとしたのがこみあがってくる。 ふとしたことで思い出してしまうので、忘れることができない。 怒りと後悔と憎しみのカクテル「 キモチ 」ですよ。
だから人の善意や、信用をないがしろにする人間、そんな奴らを見分けられるようになりたい、と今でも思っている。 それはそれでいいんだろう、成長ともいえるから。
問題は「 キモチ 」がココロの地下マントルでドロドロとしていることだ。
バランスシートをすててしまおう
終わったはずの問題にこだわってしまうのは、損得勘定があわないからだ。
気に入った漫画をそろえたり、バイクを紹介したり、回収したり。
自分が失ったものに対して、なーんにも得することがなかったからだろう。
「 掛けたお金や、時間や労力、うばわれたプライドを返せ! 」と憎んでいる。
びた一文逃さず回収してやる!と鬼の目つきになってしまっているのだ。
でも、あげてしまおう。
もう、あげてしまおうじゃないか。
過去のことなのだ。 こだわりは捨てて「 あげるよ 」と心の中で
つぶやくだけでいい。
難しいかもしれないが、それでやっと救われる。
損得勘定をすてて、いま欲しい物ややりたいことを追うべきなのだ。
教訓は得たし、成長もした。 なくなった物は、もう戻ってこない。
「 あげるよ 」は過去との決別だ。 足かせをはずす鍵なのだ。