モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

金と眼鏡の物語

スノボで転倒して眼鏡が割れた。

 

体へのダメージはほとんどない。

とにかく家に戻りさえすれば予備の眼鏡があるから、なんとか家まで戻る。

 

絶縁テープが車にあってよかった。髪が無くてよかった。無事美瑛までもどる。

予備の眼鏡は度数も変わらないので違和感なくつけられる。夕方までゲームをしながらだらだらしていたら嫁が帰宅してきたので事情を話す。「じゃ、作りに行く?」とのこと。うん、それがいいだろう。なんせ、いままでなんどか「そろそろ新しい眼鏡をつくろう」と思ってはいたのだけれど、なんかいまの眼鏡が気に入っていたので先延ばしになっていたのだ。ついでに視力も測ろう。

旭川駅前イオンに到着して、安い眼鏡屋でテキトーに選ぶ。似合うかどうかなんて知らん。いきおい。それだけが重要だ。

かわいらしい女性の店員さんに購入の意思を伝えて、視力検査。「え・・・」という店員さん。どうやらかなり視力が落ちているらしく、次の眼鏡はかなり矯正されるらしい。光を感じられるならなんでもいいっすよ。

夕食を食い美瑛に戻る。嫁に車の運転を変わってもらう。実は先ほどイオンの立体駐車場に入り、スロープを登ろうとしたところでスピンしてしまい、ゴムの焦げた匂いをまき散らしながらなんとかローギアで登ったのだ。

原因はなんだろう?

FFだから?チョー滑るコンディションだから?それともタイヤ?

タイヤの可能性がややあるな。冬はまったく使わないとはいえ、4シーズン目に突入しているし、家から出るのにスタックしてなんどか空回りしているしな。

「金がでてくなあ・・・」とつぶやく。が、会社がまた金をくれるだろう。すごいなあ。会社。毎月金をくれる貴重な存在。そしてその金をつかえば、夜勤明けにスノボにも行けるし、眼鏡もタイヤも買える。

すごいな、社会。誰が作ったのかは知らないが、よくぞこんな複雑で平和なシステムを作り上げたものだ。

スノボでメガネがぱっこん

ネトフリでドクターハウスを見ている。医療モノであるのだけれど、シャーロックホームズのような作品だ。毎回、いろんな奇病にかかった患者を、変わり者のハウス先生が治したり治せなかったりするのが面白い。人間の体っていろんな病気にかかるんだな・・としみじみ思う。それに、ドラマで出てくる病気をスマホで検索しながら知識を深めていくのが面白い。敗血症、オウム業、赤芽球棒、ALS、EPO・・・介護の仕事でも若干の医療用語が入ってくるから興味深い。人間の体のとらえ方、人間の老化、死と生、喜びや悲しみ、役割や仕事、家族や関係性、愛と憎しみ、それらを最前列でくらいながら仕事をしている。夜勤だった。

 

夜勤明け。頼りになるボブ・サップがいなくなってしまった悲しさ。殴られることはなくなったが、重い責任がやってくる。なんとか無事早番と看護師に引きついで外に出る。3月だというのに吹雪。いいぞとニヤリ笑う。ボードに行こう。

家に帰ってビール飲んで風呂入って寝て起きても10時前だった。そして近くのキャンモアスキー場についたのが昼すぎ。2時間乗り放題のチケットを購入。吹雪のおかげでいいかんじにゲレンデに雪がつもっている。それを蹴散らしたり、蹴散らかされたりして滑る。1時間で5本ほど滑る。ああ、たのしい。

初心者コースにやや飽きてきたころ、雪雲が途切れ、青空が見えた。最高。雪の波に乗りながら、スピードをコントロールする。が、コケる。スピードの恐怖感がなくなってきていたので、そこそこのスピードでコケる。ゴーグルが上にずれる。あれ?眼鏡は?

・・・中央のブリッジが割れとる・・・・

・・・・そりゃま、そうか・・・10年ぐらいこの眼鏡だもんな・・・プラッチックも限界だったしな・・・

・・・・体のダメージはほぼない。後頭部をちょっと打ったぐらい。たまにはこれぐらいの刺激があったほうが健康的ってレベルのダメージ。だが、次回からはヘルメットしよう。

 

そこから車までのゲレンデの美しさを堪能できず「ああ、もったいねー」といいながら滑る。車にあったテープをつかって、眼鏡を顔面に固定して帰る。ひさしぶりの予備の眼鏡。度数は同じなので、まったく違和感なくなじんだ。さあ、あしたはどこにすべりにいこうか。

さよならボブ・サップ

高橋がなり社長の本が好きだ。何度この本を読み返したかわからない。

とくにテリー伊藤にボコられながら、テレビ番組作成のノウハウを吸収するくだりを紹介して「幸運の女神っていうやつは、女神なんかじゃなくてボブ・サップみたいな野蛮な奴だ」というのはしみた。本当にそうだと思う。自分の人生を振り返っても、自分をレベルアップさせてくれたのは、女神なんかじゃない。女神っぽい奴は毒にも薬にもならない。ボブ・サップだ。ボブ・サップに出会ったらしがみついていけ。で、今やっている介護の仕事にもボブ・サップっぽい人はいて、その人はやっぱりボブ・サップっぽいのでゴリゴリと仕事を進めていき、俺は何とかしがみついていた。そりゃ(もうちょっと言い方ってあるでしょ)と思わないでもないときもなかったり会ったりしたが、胃薬とかの力も借りながらなるべくボブ・サップのパンチが届く範囲にとどまったとおもう。がなり社長がテリー伊藤から映像作品の極意を(殴られながら)学んだように、自分もボブ・サップから介護の仕事を教えてもらったように思う。なんてったって、別にそんなの知らなくても仕事はできるのだ、この仕事は。雑用係のおっさんとして覚悟していれば、へりくだりつつ生きていくことはできる。でもそこはボブ・サップなので暴力的に叩き込んでくれた。きっと自分の覚えが悪いので、そうでもしないと覚えなかったからだろう。で、そのボブ・サップさんが移動になってしまい、夜勤明けに最後のレクチャーをしてもらって別れた。ありがとうございます。

夜勤明けの充実感に包まれながら、ビールを飲んで寝る。

そして2時間ほど寝てスノボに行く。なんとか、連続ターンをものにしたい。ネットでいろいろ調べて、イメージを組み立ててはいる。だが、実際に両足を固定されて、ゲレンデの斜面に立つと恐怖心で混乱してしまう。だから、最初はとにかく緩斜面で練習するのだ。つーことで近くのキャンモアスキー場に行ってみた。

 

た・・・たのしー!!!!!

イメージと体がつながっていく!

両足でボードをコントロールできている!

ルックアップ!視線を上げると世界がひろがっている!

5本滑って、もう初心者コースじゃ転倒する感じがしなくなった。

いやあレベルアップレベルアップ。ちょーしこいてしまうとケガするから今日はここまで。

結婚記念日とスノボ

結婚記念日だったので、ヨメと旭岳のホテルに行く。1年ぶり2回目。夜勤明けに少し寝て、東川でランチした。

restaurant-48785.business.site

ポルチーニ茸と自家製ベーコンのリゾット

ティラミス

そして旭岳ベアモンテ

部屋もいいが、なにより飯がうまうま。おなかがはちきれそうだった。ワインもよい。

 

結構酔っ払ったが、なかなか寝付けない。昼寝を2回もしたし、夜勤明けでリズムが変だ。しかたないから起きて、小説について考えた。いろいろキーワードを起こしてつなげる、すると「獣化した吉川ひなのを止められるのはキミだけだ」とサイコパスの数学者と協力してなんとかする話を考え付いた。睡眠はとても大切。

 

次の日は快晴。山を下りて、旭川のワークマンでいろいろ買い物。ついでにジュンク堂に行きクオカードで東大王の鶴崎の数学本や物語の書き方的な本を購入する。美瑛に戻ってきても時間があったので、この前購入したこいつを取り出した。

3万円のスノボ3点セット。

車に積み込んで町民スキー場まで行く。5分で到着するうえ、無料。さあ、20年ぶりにやってみよう。筋肉のシナプスをとりもどせ!!

・・・・・・ってやっぱキツイっす。背中側にターンすることができない。ロープリフトにもなんとか乗れるレベル。ひゃっほいと滑る小学生軍団を参考にしながら、スマホで「スノボ ターン」とか調べる。なるほど。できん。

まったくできないが、この冬に汗だくで遊べるのがいい。これはよい遊び場を見つけたぞと笑った。