モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

裁判傍聴記:おじさんAの告白

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです
裁判傍聴の記事になります。
今回の事件は人道的にえぐいものでした。
なのでそうゆうのが弱い人は読まないほうが良いと思います。
私も聞いていて吐き気がするような事件でした。


連泊中のライダー トトロ(あだな)と傍聴に行きました。
裁判所に行き、法廷の前で事件の題目を確認します。
そこには
児童福祉法違反」
とあり、被告人の名前は
「A」
となっています。

「どうしてAなんだろうね?」
「未成年だからですかね?」
とトトロと予想します。
この時点では
「おそらく高校生がなんかやらかしたのかな?」
ぐらいに考えてました。
高校生男子が高校生の彼女に ナニカ をやらかしてしまい、それが大きくなって刑事事件にまでなってしまったのではないか?
そんな私の予想はあっさりと覆りました。
手錠と腰縄をつけられて入廷した被告「A」は、ひげもじゃの60~70の男性でした。


注:ここから事件の概要になります。 ひどく性的な事件です。 検事いわく
「卑劣で、人道に劣る」被告の一方的な性欲が引き起こしたものになります。
そうゆうのが苦手な方は、お手数ですがブラウザバックでもどられますよう、お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 


おじさんAの卑劣

 「秘匿案件です」
と裁判所の人が被告、弁護士、検事に注意をうながします。
このことから被害者は未成年であり、おそらくは性的な犯行であることがわかりました。

検事は前にも見たことのある、おかっぱスーツの美人検事です。

そして被告はひげもじゃでよれよれのスーツを着ていて、トロンとした目をした覇気のない男です。
もそもそとしゃべる姿は、どこかの宗教団体の教祖にも見えます。
この男が未成年に ナニカ をやらかしたのでしょう。

検事の論告が始まりました。

「被告人は○○で生まれ、中学を卒業後いろんな職を転々とした」
「平成10年、内縁の妻と同居。平成12年に被害者である子供が生まれた」

 

 

 

 

 

 

 

 

「被告人は 実子 である被害者に性的行為を繰り返しおこなっていた・・・

 

 

 

 

 

概要はこのようになります

平成10年 内縁の妻と同居を始める

平成12年 被害者である子供が生まれる

被害者が小学校1年生のころから、インケイをパンツごしに押し付ける

小学校6年生のころから、性交するようになる

内縁の妻とはセックスレス、妻が仕事でいなかったりスーパーに働きに行っている間にも犯行に及ぶ。

「周りには言うなよ」と口止めさせる

被害者が高校に入学するころから月1回のペースになる。

被害者が高校のアンケートで「無理やり性交させられそうになったことがある」という項目に○をつけ、事件が発覚。 平成29年8月に逮捕。

被告は平成32年まで月2万を養育費、その他諸々として払う予定。

 

犯行に至った経緯


 被告は「パ位pn」好きという性癖を持っており(ここら辺、美人の女性検事がしっかりと確認していた)、それぐらいの子供で興奮する男です。
 子供とじゃれあううちに「そろそろ入るんじゃないか?」と思い、挿入しました。
性欲を満たしたくても妻は相手にしてくれず、風俗にもいかなかった。

その理由は

「風俗だとお金がかかるし、病気が怖いから」
被害者への影響については

「考えてなかった」

 

求刑、そして恐ろしかったこ

検事の取り調べで

「俺が家を出てけばいいんでしょ?」というような発言をしており、経済的な責任を果たせるとは思えない。 公務員時代の年金5万だけでは足りないからバイトを探すと言っているが、その目星はついていない。 被害者への罪の意識も疑わしく、自分の欲望を満たすためだけに犯行を重ねた。
卑劣で人道に劣る行為であり、厚生施設で教育の必要がある。
求刑5年。
弁護士はヤル気がなさそうに「被告は反省している」と述べて終了。
いつもだったらこの時点で熱い説教がはじまるのですが、サトウ裁判長は

「終わりました、判決は10月の・・・」
とあっさり終了。
私は恐ろしくなりました。
「ああ、実刑のときはこうなんだな」
と感じたのです。
おそらく検事の要求通りの刑が下り、おじさんAは人生の最後を織の中で暮らすのでしょう。
きっと裁判長は冷徹に職務を全うするつもりです。
その姿は「獣にかける言葉はない」といっているようでした。

 

今まで聞いたどの裁判よりも悲しい気持ちになりました。

世の中にはこんな男がいて、こんな卑劣なことをしているのです。

吐き気がするし、感情的になりそうですが、事実です。

そのことを忘れないためにここに書かせていただきました。

気分を害された方がいたら申し訳ございません。

 

日記:検察官の催眠術

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

ここ最近の日記になります

 

十勝岳紅葉狩りにいきました。

ついでに白銀荘という温泉に入り、上富良野へ豚サガリを食べに行きます。

温泉は相変わらずすばらしかったのですが、豚サガリを食べに行った店が休業日でした。

まるます

まるます (まるます) - 上富良野町/焼肉・ジンギスカン [ライナーウェブ]より

なので多田精肉店にいって豚サガリの肉だけを買い、炭をおこして焼くことにしました。

そのとき食べた「豚サガリ(塩)」がうんまい!

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食は個人の好みがあるので、あまり強くお勧めすることはありません。

でもこの「豚サガリ(塩)」はお勧め!上富良野に来たのならぜひ食べてほしい!

その夜は「どーせ店を開いても暇だろう」とマージャンをしていたら、地元のお客さんから2件の「やってる?」という問い合わせが・・・反省ッ!

 

裁判傍聴:ネットで媚薬を買ったらガサ入れされて逮捕された男

富良野で働いているライダー達と裁判傍聴に行きました。 前から「傍聴いきてー」といっている先生(あだ名)が

「今日は何か(裁判)ありますか?」

というので、以前から追いかけているこの裁判を見に行きました。

 

hatinoyado.hatenablog.jp

 今日は被告人喚問でした。

わくわくして法廷に入ったのですが、正直、今日は眠かったです。

それというのも検察が「違法ってしってたでしょ?しってたって言って!」という感じで粘ってくるのです。

検察にとってかなりきつい裁判であることが伺えます。 おそらく無罪になってしまうのでしょう。 なんとか被告が買ったときに「違法性があったかもしれない」という言葉を引き出そうとします。

なんども同じ質問を繰り返し、しまいには「今となっては・・・どうですか?」とか良く分からないふわっとした質問を繰り返します。

「今となってはそのときは違法性を怪しいと思っていた、そうそのときは思っていたんじゃないですか?」

聞いていて

???????

となりました。 文章力の教科書だったら赤字だらけになるでしょう。

検察はよく分からない質問と主張で、相手を催眠状態にして肯定を引き出そうとしているのではないでしょうか。

同じワザを保険の営業時代の上司が使っていました。  お客さんは良く分からない質問のラッシュに頭がボワーっとしてしまい、最後には判子を突いてしまうのです。 上司の言葉は横に座っている私でも何を言っているのか分かりませんでした。

おそらく被告も同じ状態になっているようです「いえ、よくわかりませんが、そうなんじゃないですか」と答えてしまっています。

そこで弁護士が「意義があります、さきほどから同じ質問です」と立ち上がりました。

傍聴して初めて聞けました、いやあカッコいい。

 

その後、キッチンサンボという洋食屋にいってしょうが焼きピラフを食い、イオンでそのカロリーを燃やすべく歩き回りました。

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いい被写体だ。

 

夕方、カブのカッコいいところを撮って仕事へ。

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最近、Pさんが作り出した

ザンギ丼、ザンギ×3

というオーダーをすべて一皿に載せるワザ。

ザンギを×2にして取り組むものが現れてくる。

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×2を「スーパーザンギ丼」

×3を「ウルトラザンギ丼」

と呼ぼうと思います。

それ以上は

真・ザンギ丼

ザンギ丼~あの時、ああしなければ~

コール・オブ・ザンギ丼

エンドレス・ザンギ丼

私はザンギ丼を○○杯たべました!

となります。

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ホンダがカブの生産を日本に戻すってさ

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

2012年に生産を中国に移した、ホンダ「スーパーカブ」。

そのカブが生産を日本に戻すようです。

 

www.sankei.com

kojintekibikematome.blog.jp

ホンダ、「スーパーカブ」を国内生産へ 円安で中国から日本回帰 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

時期

2017年11月から日本に戻すらしいです。

はやっ!!

 

理由

排ガス規制による縮小。 それに為替レートの変動で円安になり、あまり海外生産の利益が少なくなったようです。

 

価格

4万円ほど高くなるとのこと。 まあそんなものですかね。

 

デザイン

まだ不明ですが、コンセプトデザインがあります。

Honda|Honda Design|東京モーターショー2015を彩るコンセプトモデルたちより

これだったらいいですね。 原点回帰って感じです。

角目デザインはアジアをターゲットに作られたらしいですが、丸目に戻すのならそっちはあきらめたのでしょうか?

 

クロスカブや他のラインナップ

クロスカブは新しくなって生産されるようですよ。 リトルは不明。 プロは継続。

kojintekibikematome.blog.jp

 

楽しみですね

国内生産で4万アップはしょうがないでしょう。 それよりもカブのブランドイメージを守ることにしたのでしょうか。 鉄でできた90カブのタフさはもう戻ってこないかもしれませんが、熊本工場の技術で「カブ=頑丈」のイメージを復活させてほしいものです。

追記 

戻したってさ

 

hatinoyado.hatenablog.jp

 

 

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裁判傍聴期:精力剤を買おうとしたらPCのエロ画像をばらされてしまった男

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

裁判傍聴の記事になります。

今回は前回の続きという裁判でしたので、もし良かったら前回の記事を読んでいただけると分かりやすいと思います。

 

hatinoyado.hatenablog.jp

 

この裁判は要約すると

「精力剤をネットで買ったら、その成分に違法薬物が入っていた」

というものです。

そこに悪意(麻薬と知ってて買おうとしたのか?)が争点になってます。

今回は訴えた側、つまり検察側の証人尋問でした。

 

マトリって怖い

証人台に呼ばれたのはビシッとスーツを着たビジネスマン風の男性でした。 年齢も30~40才くらいでしょう、スリムですがトレーニングをしているのがスーツの上からでも分かりました。

ビジネスマンと違うのは角刈り、そして鋭い眼光です。

証人はマトリ、つまり麻薬取締官でした。

彼が被告を取り締まって検察が訴えたのですから、今回の証人喚問はかなり重要であるといえます。

まず検察が質問するのですが、ポイントはやはり

「違法なものが入っているかもしれない」と思っていたか「入っているとは思わなかった」かになります。

この怖いマトリの人も、毎日「違法なものが入っているかもしれないって思っていたんですよね?」という確認をしてから被告を取り調べていたらしいです。

全体的な流れはこのようなものです。

 

4月1日「GHB(違法薬物)を輸入している人がいるから、一緒に捜査しない?」と持ちかけられる。

数日後 被告宅へガサ入れ。 被告はあっさりと「媚薬なら買いました」と書棚の上のダンボールをしめす。 中には4種類の媚薬があった。

4月9日 最初の取調べ。 まずは被告の言い分を聞いて終わる。

4月12日 午前10時から午後5時まで取り調べ、途中昼休憩1時間と少しのブレイクがあった。 この日の午後3時30に「違法なものだと思わなかった?」という質問に、被告が「そうですね」と答える。

起訴、そして被告は無罪を主張する

 

私は「え・・・それだけ?」と思いました。

 

そいつはちょっと強引では

この裁判の争点は「被告に悪意があったか?」というものです。

検事とマトリの方針は「中国から輸入したものには、怪しい薬物が入っているのは常識である!」という認識が被告にあったことを強調してました。

「あんな『ハローびやく』という怪しいサイトから購入するということは、当然違法である認識が被告にあったはずです」とマトリは主張します。

「どんな風に怪しいと思ったんですか?」と検事のアシスト。

「だってハローのところに女性のマークがあって、全体的にピンクですよ。怪しいサイトです」

 

で、そのサイトですが普通に見れます。 

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あえてリンクは張りませんが、これがいやらしく見えるのは童貞の中学生ぐらいでしょう。

被告はここからイカ王という媚薬を買って、それからGHBという麻薬が混入している薬を買ってしまい今回の事件になってしまいました。

 

 

「イカ王は通関しますか?しませんか?」

 素人である私でも「そりゃないよ」と思わざるをえません。

マトリは「通関でとめられているんだから、常識的に違法だって分かってるはず」という主張をします。

被告がまずかったのは、そんなマトリの誘導尋問に強く否定しなかったことです。

「違法って分かってたでしょ?」という質問に強く否定しなかった被告。

まあ、こんな怖そうなマトリにつめられたらシュンとなってしまっても仕方ないでしょう。

ただ、唯一強く否定したことがありました。

それは被告のPCにロリコン画像があって「ロリコンなの?」と聞いたら「そんな性癖はない!」と被告は強く否定します。

そりゃそうです、被告は「奥さんとの性生活を活発にしたかった」から「ハロー媚薬」「イカ王」などを買ったのです。

これでロリコンだったら、被告のストライクゾーンは全盛期の落合博光よりもでっかいでしょう。 性の三冠王の名前をほしいままにしていたはずです。

 

あっさり崩れる証人の主張

どーもこのマトリの証人は「やりすぎた」感があります。

大学を出て薬剤師になり、それからマトリとして全国を点々とする証人。

今回の事件は北海道に来て最初の事件だったらしいです。

功名心にあせっていたのではないでしょうか?

弁護士は冷静にそんな証人の主張を揺るがしました。

「イカ王ってしってますか?」

「はい」

「イカ王は通関しますか?しませんか?」

「イカ王は通関しません」

「ではイカ王は違法薬物が入っているのですか?」

「いえ、イカ王には違法薬物は入っていないはずです」

「ではなぜ通関しないのですか?」

「医薬品だからだと思われます」

「ではイカ王などの医薬品に、違法薬物が入っていると素人でも分かるのでしょうか?」

「いえ、成分検査などは専門的な知識がないとできません」

あっさりと自分の主張のウィークポイントを露呈してしまいました。

あわてて検事がなにか質問をするのですが「ハァ・・・・・・・終わります」といって終了しました。

 

裁判のプロ、薬のプロに火の玉ストレート

そして最後に裁判所からの質問です。

この裁判では3人の裁判官が担当してます。

それだけ無罪を主張する刑事事件は大変なんでしょう。

そしていつもの佐藤裁判長が証人に火の玉ストレートをぶつけます。

「被告が否認から自白に転じた理由はなんですか?」

この質問にも、証人は「一般常識として・・・」と弱弱しい理屈を述べようとしますが、それをさえぎって

「いや、そうじゃなくて、り・ゆ・う。 どーして自白に転じたの?って聞いてるんです。被告は自分から自白しようと転じた理由を話さなかったんですね?」

 

つまり被告は証人の誘導尋問に頷いただけであって、自分から「麻薬と思って輸入しました」と話したわけではないのです。

 

今回はここまで

ネットを見ただけでは、その薬に違法薬物が入ってるとは判別できません。

そして被告は自白をしてもいないのです。

私は「よくまあ、これで起訴したなあ・・・」としみじみ思いました。

ネットで媚薬を買っただけで、妻との夫婦生活やPCのエロ画像までばらされてしまった被告には同情します。

ネットで通販しただけで、ガサ入れされて、ねちっこいマトリに絞られて、起訴されたのです。

ネットって怖い。

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