職場で気軽にとりだす話題って、だいたいニュースを参考にしてるのね。
「 今日ニュースで見たんですけど・・・・ 」って始めれば、
会話の取っ掛かりにベストチョイスなのよ、毎日のニュースって。
なぜなら、普遍的でしょ?
国会に関係ない人はいないし、桜の開花を嫌う人もいないでしょ、野球はちょっと難しいけど、役立つ情報コーナーや、アメリカ大統領選も大体の人が関係あるじゃない。
「 よくわからんけど、トランプの毛髪やばいっすね 」くらいのウィット。
「 あれ、地毛らしいよ。 自分でめっちゃ引っ張ってた 」ってウィット。
べつに心の底から興味津々ってわけじゃないから、いつでも打ち切れる軽めのキャッチボールなのよ。 でも、今日は失敗したわ。
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海外ニュース派
「 そーいや、パナマ文書、やばいっすね 」
って振ってみたら
「 ・・・・・・・なにそれ? 」って
ええええええええええ!!??
あのぷーちんとかが釈明会見したり、どっかの大統領が辞任したり、地球規模の租税回避が問題になってるアレですよ。 ニュースでずっとやってるじゃない?
「 ・・・・・・・・・・へぇ 」って
底で気が付いたんだけど、ワタシの朝は海外ニュースで起きるのね。 海外ニュースではパナマ文書がもっともホットな話題なんだけど、国内ニュースではあまり取り扱ってないというか
「 海外の金持ちの悪行がばれて、えらいこっちゃやってるよ! 」という
対岸の火事をキメてんのね。
パナマ文書に載ってる日本
パナマ文書(パナマぶんしょ)またはパナマペーパー(英語: Panama Papers)とはパナマの法律事務所、モサック・フォンセカ(Mossack Fonseca)によって作成された一連の機密文書である。
文書は1970年代から作成されたもので、総数は1150万件に上る。文書にはオフショア金融センターを利用する21万4千社の企業の、株主や取締役などの情報を含む詳細な情報が書かれている。これらの企業の関係者には多くの著名な政治家や富裕層の人々がおり、公的組織も存在する。合計2.6テラバイト (TB) に及ぶ文書は匿名で2015年にドイツの新聞社『南ドイツ新聞』に漏らされ、その後、ワシントンD.C.にある国際調査報道ジャーナリスト連合 (ICIJ) にも送られた[2][3]。80か国の107社の報道機関に所属する約400名のジャーナリストが文書の分析に加わった。2016年4月3日、この文書についての報道は149件の文書とともに発表された[4][1]。関連企業・個人リストの完全版は同年5月初めに公開される予定である[5]。
税金の安い海外の小さな国を通して、時刻の課税を逃れようってのがいわゆる
「 タックスヘイブン 」ってやつなんだけど、その小さな国のペーパーカンパニーと世界中の金持ちとをつないでいた、ナントカカントカって会社の極秘資料が
パナマ・ペーパー( パナマ文書 )
そこには、世界中の金持ちとの契約、名前が載っていて、それが暴かれちゃったから地球がヤバイ。 だってそうじゃない?
「 ワタシは国を愛し、強くした! 」って言ってる人が、自分の国の税金を払わないってのは二枚舌よねえ。 他にも中国の主席やサッカーのあの人とか名前が載っているらしいから、これから世界のニュースは面白くなるわね。
で、日本人も関係あるのよ。
これ、日本も24の企業がのってるってあるのね。 5月に名前が公表されるから、来月はちょっと地球が変わるかも知れないわ。
でも、政府は「 調査しない 」と断言してるし、日本のマスコミもあまり深くは突っ込まない。 この海外との温度差はなんなのかしら?
なんか複雑らしい
会計の専門的な書類が英語で書かれていて、そんなのを解読してニュースにしようとしても、まだ信憑性が足りないしだれも興味がわかない。 さらに、租税回避は法律にはっきり抵触してるってことでもないのよ。 倫理的な問題なの。
だけど、消費税を上げようとしている日本の政治家にとって、もしパナマ文書に名前が載っていたらアウトよね。 「 税金上げるよ!僕は払わないけど! 」って言ったら、さすがに選挙は厳しいでしょ。 アイスランドでは暴動が起きて大統領辞任よ。
さて、話はドドンと変わって
残虐記って本を読んだの
桐野夏生の残虐記って小説は、あの少女監禁事件を元ネタにして書かれているといわれているわ。 この前つかまった少女監禁事件のことを調べていて、この本のことを知ったのよ。
タイトル、残虐記。 この残虐って言葉が読後に刺さるのね。 ・・いやあ、小説家ってすごいわ。 こんなことを想像して、文章で表現するってのは相当なMPがないと出来ないわよ。
今日のバイト中ずっと考えていたんだけど、「 ワタシは残虐かしら? 」ってなるべく客観視して評価してみたのよ。 ・・・・・ん、やはり残虐、人間はどこか残虐なものを持っているんじゃないかしら?
来月にはパナマ文書で糾弾される政治家や金持ちや企業が出てくると思うわ。 どこか公的な場で説明と謝罪?をすると思うんだけど、法律で禁止されていない行為を糾弾するってのは要するに数の暴力よね。
きっとそれは残虐なものになるわ
おそらく人間は 多数 と 正義 に酔うのよ。 民主主義最強のブキですものね。 そして最強のブキを手にした人は光り輝くのよね。 この手のムーブメンを見ると、いっつも少数派でずるいことばかりしてるワタシとしては、眩しくて死にそうになるわ。 そんなだから残虐記の 残虐 が心に刺さったのかもね。
こんなニュースを見たときは
「 泥だらけの飴を男としゃぶり合いやがって・・・ 」とつぶやいてます
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