夜勤のたびに好きな本を購入している。とても豊かな習慣だとおもう。
今回はこちら。
ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター (コア新書) | 中村 淳彦 |本 | 通販 | Amazon
キングオブブラック企業ことワタミの本。中身は100%ワタミの悪口である。
ワタミ ブラック でまず出てくるのは、新卒の女の子が2か月で過労自殺してしまった事件だろう。その中身がむねにつまった。
体が痛いです
体が辛いです
気持ちが沈みます
早く動けません
どうか助けてください
誰か助けてください
仕事についていけない苦しさが伝わってくる。そして渡辺美樹の著書の読書感想文がすごい。一部抜粋。
「色々なことがわかりません。どこから、何に手を付けて良いのか、頭は、どんどん混乱して答えがだせなくなります。」
うつになってくると思考能力は止まる。この文章は抑うつ状態になっていた証左ともいえるだろう。
さて、この本はとてもおもしろい。内容としては渡辺美樹氏は著書やTV出演や政界への進出など発信の多い人物で、それにいちいち突っ込んでいくのがおもしろい。最後まで一気に読んでしまった。
ワタミは介護業界に進出して、人件費コストカットを行い、事故を起こしている。内容はパーキンソンの人をお風呂に入れて、そのまま1時間放置してしまったというもの。まず、お風呂に入れて→放置ってのがすごい。考えられない。パーキンソン病は運動機能に障害が出てくる病気だ。風呂から上がれなくなるのは十分に予測できたはず。それでも、ほかの業務をしなければならないほど圧迫されていたのだろう。
そしてそして、ワタミは博物館も作ってる。その名も「ワタミ夢ストリート」。夢って言葉がゲシュタルト崩壊するぐらいこの本にも夢、夢、夢ってでてくるんだけど、そうかぁ・・博物館かあ・・興味あるなあ。だけど中身は写真撮影が禁止されているらしく、とても知りたいが・・・・あ!!!!
さすが!俺たちのロケットニュース!!!ほしいところをしっかりとつかんでくるゼ!!!