モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

ライダーハウスと民泊

ライダーハウスが閉鎖となったとき「民泊ならよ、上のハンコだけあればできるから、俺、当たってみるわ」と言ってくれた人がいました。そこで、ライダーハウスと民泊について調べてみました。

ライダーハウス簡易宿泊業に当たると思います。そうなると旅館業法にカテゴライズされ、人数や床面積に応じた風呂、トイレ、防火施設、消火器、脱出経路、消防署と保健所の立ち合いなどが必要になります。

あきらめきっていました。とてもじゃないけど、旅館業法をクリアするような施設ではありません。ですので、消防から突っ込みがあった瞬間に閉鎖を決定できたのです。

ですが、2018年6月の住宅宿泊事業法により、希望が見えてきました。これによると、年間営業日数180日以内で、管理人が宿泊し、寝室が50㎡以下ならば、一般住宅としてみなされ民泊で登録できます。火災報知機もいまあるものだけで大丈夫でしょう。

ですが、現在のライダーハウスは、違法建築の群れですので、まず、これらをすべて取り壊すことから始めなければいけません。また、前からあるライダーハウス本宅も、かなり老朽化が進んでいて、キビしいんじゃないかとおもいます。

万が一、通るとするならば、電車居酒屋を改造して民泊にすること。でも、それじゃあ、泊まれるのはせいぜい4人ぐらい。うーん、どうなんでしょうね、それ。ライダーハウスっていえるんでしょうかね。

一度全部取り壊して、スッキリとした簡素な建物を工務店にお願いして建築する。それしかないのかもしれません。

「それって、面白いのかな?」と思いました。客の意表をつけるのかな?驚かせることできるのかな?笑いを産めるの?思い出に残る?

それだったら、むしろ。すべてをぶっ壊して芝を植えたい。ふわさぁってする美しいやつ。意味のないやつ。その片隅に電車が置いてあるだけの空間。

ひたすら美しくて、まったく意味がなくて、たまらなく面白くありたい。それがまあ、自分のライダーハウスなんじゃないかと思いました。