なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
を読みました。
タイトルに引かれて、何となく手にとったら、すごい面白い経済の本でした。
この本の著者は、外資ファンドなどをえて、独立。資本主義の行き着いたところから、つぎの社会を見ている人です。金はコミュニケーションツールであり、金を得るためには「信用」がもっとも大切という価値観です。
それができていたのが、ピカソでした。ピカソは信用をお金に変える技が優れていたという話。面白くて一気に読んでしまいました。
もう、面白くて、唸ったポイントは10コぐらいあるのですが、信用をつくる図式を一つ紹介します。
信用=専門性・確実性・親密度÷利己心
どうゆうことか?例えば、先日東川の「おかめ」でチャーハン定食を食べました。2回目の訪問です。前に、おかめ定食が安くて美味しかったので、来てしまいました。
チャーハン定食は、おかめのイチオシメニューです。600円で、2.5食分はありました。そしてうまい。
チャーハンに専門性は少ないですが、あの味を作れる人はレアです、つまり専門性。
いつ行っても、安定したチャーハンを食べれます。確実性。
2回目なので、勝手がわかります。親密度。
そして、重要なのが600円という利己心の少なさです。これが1000円だったら「まあ、そんなもんかもね」となり、再訪することはないでしょう。600円で勝負する、おかめのことを信用してしまいます。
信用経済では、ここに価値が生まれます。そして、信用を持つものは、それをお金に買えることができます。
なるほど、とうなずきながら読んでました。
ツイッターで役立つ情報を流す人をフォローするでしょう?その人は、役立つ情報を無料で流す代わりに、信用を得ています。
信用さえ得られれば、お金に買えることがいつでも可能です。情報関係ではサロン、クラウドファンディングなどがそうです。
とにかく、面白い本でした。
最後に、お金の稼ぎかたの引用。
お金を稼ぐことは差別化することで、独自性を発見・訴求していく。
稼いだお金はコミュニティに投資する。
ここらへんは、なんだ、俺もうやってるじゃんと思いました。
この本にモチベーションをもらって、バイクサイトのライター募集に応募しました。
信用を積み重ねること。それができていれば、合格するでしょう。合格しないのなら、また信用を積み重ねるだけ。