モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

自然に叩き落せ

先日、職場の若者を滝めぐりに付き合わせた。すると変化がおこった。

1人はもともとアウトドア志向のある人間で、ほっておいても勝手に山に登るタイプだ。「バッグ買わないとなあ・・」と言っていた「まずは靴でしょ」とアドバイス。きっとこれからやらかすアウトドアでのミスが、彼を落ち着きのある人間に削ってくれると思う。実に楽しみだ。

もう1人も変化が起きた。彼はまったく運動なんて自発的にしないタイプだったので、今回キリで勘弁です!っていうとおもってた。だが、心に響く何かがあったのか、またやりたいと言っているらしい。普段の仕事に疲れ切っていたようで、いいリフレッシュになったようだ。自然が、彼をリフレッシュしてくれるだろう。

アウトドア好きのおっさんとしては、とても良い傾向だとおもう。だが、少し気がかりなことがある。自分は本格的な登攀とかはやらない。そんなことをするやつの気がしれなかった。危険な個所はいつも師匠がいたし、その後をついて行けばよかった。

これからは自分が先頭に立ってルートを開拓しないといけないのか。そうなると、ロープワークもしらなければ、ロープすら持っていないのは大丈夫か。大丈夫な気もするし、大丈夫じゃない気もする。

危ない所に行かなければいい。それは重々わかっている。だが、危なくないところばかりで面白いのか?きっと危ない所に出掛けてしまうんだろう。

そもそも、危なくないところってなんだ?十勝岳や旭岳でも人は死んでいる。バンバン死んでる。

恐れがないことがすでに危ないんだ。恐れを胸に、若者を自然に叩き落せ。ということで、今日はこれから職場の女の子をカヤックに連れていく予定。