今週のお題「好きな街」
さて、美瑛に来て8年ほどたった。
この8年はとても濃密で、この広大な街をすみずみまで味わった。
と、おもってたら、新しい発見があったりして、まったく底が見えない。
観光地としてもぐいぐい来ている美瑛町、
僕なりのオススメスポットをあげてみようと思う。
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定番
青い池
いまではダレもが立ち寄る定番スポットである。
そのため人ごみは避けられず、観光シーズンには
「 青い池渋滞 」が発生するほど。
雨が降ると濁ってしまい「 ただの水溜り 」になってしまう。
あまりハードルをあげないで、朝早くに訪れるのがいい。
白ひげの滝
青い池の上流、白金温泉の中にある。
こちらは雨の影響を受けにくく、いつでも鮮烈な色の滝つぼなので、
池よりはこっちのほうが好き、という人も多いだろう。
マイルドセブンの丘などパッチワークエリア
まあ、ポイントで見てしまうと「 こんなものか 」という感じ。
ピラミッド型の展望台があり、天気の良い日には十勝岳連峰が良く見える。
ここの観光ポイントは、ただのチェックポイントと捕らえよう。
ゆっくりと車を動かしたり、できれば自転車で丘の起伏をたのしむのが、
このエリアの楽しみ方。
オフロードバイクなら、すばらしい景色を発見できるだろう。
パノラマロードエリア
三愛の丘などがある広大なエリア。 ゆっくり走って、お気に入りの景色を見つけることが出来るだろう。
拓真館 : 美瑛の有名な写真を撮った、前田真三さんの写真館。 無料。
ぜひ、立ち寄って欲しい。
就実の丘
ナビがなければたどり着けない、そんなところ。
ここの丘だけやや高いので、パノラマで美瑛町が見渡せる。
この丘から、空港に向かう道は、ジェットコースターのような道になっていて、
それを越えると高台の直線道路がまっすぐにのびていて、キモチ良い。
望岳台
十勝岳のふともの展望台。
火山の影響で高い木がほどんどない。
そのためここあたりの道はとても気持ちがよく、
ここから山頂まで3時間ほど。 2000mあたりの
広大な空間がとても好きだ。
個人的に好きなところ
ジェフ写真館
ピラミッド展望台の近くに「 ジェフ写真館 」という無料の写真館がある。
営利を目的としている場所ではないので、ジェフがいないときは空いてない。
写真館といっても景色の写真はない。 さびたトタンの倉庫などを、さまざまな写真の技法で撮るのがジェフのスタンスだ。
ジェフは日本語がしゃべれるし、奥様も日本の人である。 が、あくまでジェフの芸術を味わう場所なので、あつかましい態度は厳禁である。
それでも、僕はここをオススメしたい。
ジェフはイギリスのスゴイ大学で数理を学び、イギリスの金融機関で働いていた人だ。
そんな人とフレンドリーにしゃべれて、彼の表現を受け止めるってのは、なによりの心のご馳走である。
藤沢地区 : この地区だけ、丘のてっぺんに道路がはしっている。 そのため、うねうねとゆるいカーブが続き、景色も良い。 観光客もだれもいない。
ウバク→タワラマップの砂利道 : オフ限定。 とても気持ちの良いだだっぴろい草地の真ん中をはしる。
アバレ沢 : 沢登である。 初めていったとき、道迷いになったのが思い出。 万全の準備と経験者が必要だ。
美瑛川 : 町内からしばらく国道をはなれるので、ひじょうに閑静でゆるやかな流れ。 観光資源にならないのが不思議。
ハードルは低く、キモチはゆるやかに
何よりの観光のウリが「 景色 」という自然に左右されるものなので、時間に余裕のない人は何も感じることが出来ないかもしれない。
たとえば、沖縄に行ったとする。 国際通りをあるいて、水族館に行って、首里城をみて・・・・ でも、なんか違うと感じるだろう。
時間がなければ、それだけ「 かかった時間の元をとろうとする 」。 それは心理だ。 「 せっかくここまで来たのだから・・・・ 」と1から10まですべて味わおうとしてしまうが、それは結局なにも味わっていないことになる。
心に余裕を持ち、じっと景色をながめることで、やっと何かが浮き出てくるってもんだろう。
とくに、「 良い写真を撮らなきゃ! 」と農地に入る人がいる、やめてほしい。 良い写真は拓真館で買えばいいではないか。 この問題、観光業でごはんをいただいている人間として、どうすればいいのか? まだ、よくわからない。
ただ言えるのは、自然相手のことなので、元が取れないことがありますよっと。
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