ちょ!え!?まじで?よく考えて!!
・・・・・・・ない
日曜なのに、やることがない・・・・・・・
じゃ、温泉いって、映画を見よう。
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足を洗った元殺し屋モノ
っていうジャンルがあるかどうか?は知らんけど
キアヌ・リーブスの「 ジョン・ウィック 」という映画を見たよ
いや~いいっすわ、ハードボイルド・キアヌ。
筋肉モリモリ、マッチョマンの変態が暴れまわるアクションもいいけど、
キアヌは雰囲気とキレで勝負ね。
スーパー容赦しない・伝説の殺し屋・犬大好き・リーブスですよ。
設定がアクションよりも大事なこと
たとえば「 カンフーの達人 」が100人倒す、ってのもいいけれど、
説得力はないじゃない? だから、伝説のカンフーマスターの元で、厳しい修行をして
伝説の拳法「 トリケラトプス拳 」をマスターしたなら・・・うん!あるある!
説得力ある!( 白目 )
おなじように、この映画に出てくる「 殺し屋シンジゲート御用達ホテル 」ってのが、まーカッコイイ!!! 「 ああ・・・そんなホテルがあるんだな 」ってなって、「 そんなホテルがあるんだから、すごい殺し屋もいるんだな 」って説得力が増すんだよね。
役者パワー
そして、やっぱりスゴイっす、キアヌ。 役者の力だよなあ。 ピンチのときとか、悲しんでるときとか、怒ってるときズン!と響くんだ。 中の人の森川さんが上手いってのもあるんだろうけどね。
たとえば、 ヒロシマのクソ暑い8月に、床の間で松方弘樹アニィが仁王立ちしてるじゃない。 唐獅子牡丹の刺青から生まれた汗が、浅黒い肌を伝ってサラシに吸われていって、ドスを片手に怒りを必死に抑えるアニィ、あなたはその前でしりもちをついたまま立ち上がれないとするならば
「 あ・死ぬんだな 」
と直感するんですよ。
そんな説得力、説得力が役者パワーなんだなっておもうのです。
細かい背景は想像してもらう
短い映画の中で、主人公がなぜ強いのか? どんな悲しい過去をせおっているか?
なんてダラダラ説明したら「 ダリーよ 」ってなるよね。 でも、だからといって、
いきなりドンパチ、オレ強えーが始まっても感情移入が出来ない。
この映画の一番の特徴がそこらへんの「 カットっぷり 」が上手い。 なぞの人物のまま話が進んでいって、そのあちこちに「 あ、昔はこんなことをしていた人なんだな 」って見てる人が想像してしまう構成なんだよね。
現実でも初対面の人に「 仕事何やってる人なんですか? 」っていきなりは聞き辛いじゃない? 「 ・・・無職です 」「 あ、ふーん 」ってなったら・・・ねぇ。
だから身長や体重( これも失礼か )、好きな食べ物や明日の天気などの軽い話から「 あ・・・この人は話しにくい仕事をしていたひとかな? 」とか想像するじゃない。 僕も「 マスターはどこかで料理の修業をしてたんですか? 」って聞かれるけど、
「 ・・・ははっ、まあ・・ね 」
と、ニビ色の笑顔でごまかして、伝説の料理人にのみ彫られるのがゆるされるという
そんな感じで想像させるんです、想像させちゃったもの勝ちです。
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