10時から初出勤の日。5時に目が覚める。胃にダンベルがあるような重い緊張感が続いた。「まあ、労働力を買ってくれるお客様のところに行くだけだ」と開き直ってみる。
自転車で出勤する。5分もかからない。初日なので職員さんの後ろで見ているだけの日だった。19時まで、インプットの嵐。
家に帰ると、同じくぐったりしていた彼女Aがいた。「どうだった?」と聞くと同じ感じだった。なんとか夕飯を作り、ビールを飲んだ。「くっ・・・・・ぅうううう!」となる。半年間の無職期間後の初労働なのだ。そりゃ美味いに決まってるけど、それにしても美味い。それを飲んだらすぐ、泥のように眠った。