モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

残りの人生で

いま41歳(とおもったら42歳だった)残りの人生を逆算する時期にきている。父親の大病が55歳だったので、それまで10年ちょっと。何かをするには短いけれど、なにもしないには長い時期だ。10年を何に使うべきか?それを考えている。

30代を捧げたライダーハウスと居酒屋の仕事は最高だった。できれば40代でもやっていきたいけれど、社会情勢はゆるしてくれないだろう。居酒屋も、ライダーハウスも、今年からどう変化するだろう。

どうなるかなんて誰にもわからないし、なんとか生きていくしかないんだよね。というわけでなんとかキレイにしたライダーハウスのなかで、ssという漫画を読んでいました。

おっさんたちのスペシャルステージ。これ、初めて読んだ時は20代の時で、さほど響かなかった。だけど40代になって読み返してみると、沁みるんです。人生にはどうしてもどうしようもないことがあって、それは後悔とかあるかもしれないけど過ぎた過去は取り返せない。気持ちはそのまま自分によって押し殺されて、体の奥底でもがいている。わかっているんだ。もうどうしようもないんだ。あきらめてしまえば楽になる。経済的にも、社会人としても。でも、経済とか社会人としてとかとは別の次元で、大切なことがあるんだ。それは殺したはずの気持ちとつながっている。気持ちを無視することがりっぱな大人となるのだけれど、果たして俺は立派な大人になりたかったんだろうか。なれたのだろうか?りっぱな大人に。その答えをもっているのは自分じゃなくて、きっと他人なんだと思う。だから俺は残りの人生を他人の為に使いたい。自分なんて、べつにどうだっていいのだ。