モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

認定された

先日、4月にやっていた仕事から外されるという出来事がありました。

自分でも力不足は感じていたので、本腰を入れてやっていた仕事でした。

仕事の内容は文章を書く仕事です、もともと好きでやっていたことでした。

それがお金になるのですから、楽しかったです。時間を忘れて取り組みました。

仕事として書く文章は、シュミのそれとは大きく違います。

一体何を伝えたいのか?そしてどうやって伝えればいいのか?

その方法を私は持っていなかったのです。

武器を持たずに戦場に足を踏み入れていたことにやっと気づいたのです。

 

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仕事を外されたので、時間があまりました。

なので勉強することにしました。そのための文章力の本を買いました。

図書館で読んだ本を買ったのは初めてです。文章力の本はいままで何冊か買ってあったのですが、どの本も素晴らしいです。読みたくなったら図書館に行けば良いのですが、この本は買わずにはいられなかったのです。

 

 直感ですが、この本は将棋の格言書に近いです。

将棋に強くなるにはいろんな方法がありますが、ひとつは「将棋の格言を覚える」ということです。

将棋の格言とは、「ふんどしの桂」とか「金底の歩岩より硬し」とかです。

一つ一つ覚えることで、階段を登るように強くなっていくのです。

将棋の強さも文章力も数値化できるものではありませんが、格言を一つ覚えることに一つ強くなるのは間違いありません。

 

※※※

 

そんなわけで、少しずつ武器を増やして行こうと思います。

同時に新しいライティングの仕事も探していきます。

戦場におっかなびっくり出たり入ったりして、経験値を増やす算段です。

そんな決意を固めていたらランサーズからメールが

「おめでとうございます!認定ランサーになりました!」

頭の中が

で埋め尽くされました。なぜ谷に突き落としたあと、梯子をかけるのでしょうか?

いじめでしょうか?それとも同情でしょうか?あ、わかったお金を取るのかな?

と思ったら違います。認定ランサーとはスキルが認められて

「この人だったら仕事まかせても大丈夫ですよ!」という称号(無料)なのです。

認定ランサーになるためには、レスポンスがいい人であるとかの条件が必要です。

いつの間にか条件をクリアしていたらしいのですが、その条件のうちの一つに

「売り上げ上位20%に入っていること」

があるらしいのです。

私は

 

・・・ライティングで食っている人っていないのね

 

としみじみ思いました。4月は確かにがんばりましたけど、ライターといえるほどではありません。

まあ、認定はありがたいのですが、どうせ夏の間は売り上げが落ちるのだからすぐに取り消されるでしょう。

そんな認定よりも、今は武器が、頭の中に武器が欲しいのです。

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24歳のときの女とオランダの女

GWが後半戦に入り、連泊と北海道ライダーだけの日でした。

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てんさんは24歳のときのテレクラで知り合ったときの女について語ってもらいました。

甘酸っぱくて、いい話でした。

のっつくんは観光学で北大の院にいっている秀才で、ユーラシア横断の話をしてもらいました。

「どこかで買った?」ときくと「オランダで・・」ということでした。

中央アジアカザフスタンあたりにも行ってるらしく、興味深い話を聞けました。

で、そのあとマージャンが始まって。

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4人の仲が深まったところで終了。

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私も久しぶりに大自然ニーの話をして笑いをとったのでうれしかったです。

てんさんはバイクの免許をとったばかりで、ライダーハウスも初めてでした。

これから全道のライハを制覇してくださいね!

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ライダーハウスとお金

「あそこのライダーハウス無くなったらしいよ」

と居酒屋でライダーの会話を聞くことがあります。

バイクブームのころならそんなことは無かったのかもしれませんが、ライダーハウスで生計を立てるのはかなり難しい時代であるといえます。

なので、ライダーハウスが自然と少なくなっていくのは世の摂理といえるでしょう。でも、現在はライダーハウスをやるのにメリットもあるのです。

それはインターネットです。ネットの無い時代にライダーハウスをやるということは、雑誌に掲載してもらうことが大前提でした。

でも、今だったらネットに乗せておけば集客はそれでOKという時代になってきました。今はライダーハウスをやるのに悪くない時代でもあるといえます。

「では、ライダーハウスで儲かっているんでしょ?」

といわれてしまいそうですが、もちろんそんなことはありません。

でもやめる気はありません。

なぜなら、私が変わり者だからです。私が変わっているのはお金の価値観です。

 

※※※

 

何不自由ない家庭に育って、経済学部をださせてもらった私にはお金に対して執着がありません。

郵便局で保険屋をしていたときも「奥さん、子供が生まれたらこんなにお金が必要なんですよ」と口ではいってましたが(まあ、インフレになれば価値はなくなるんですけどね)とか思っていました。

幸い女性にモテなく(ここ大事)車も所有する必要が無かったので、お金が必要になったことはありませんでした。

で、郵便局を辞めて、彼女が出来てからは「金ぇ・・・金ぇ・・・」とシグルイの虎眼先生のように飢えています。

それは今でも変わりありません。

とにかくお金が欲しいのです。

ですが、同時に「あってもしゃーない」と思っていたりもするのです。

下手にお金があることで、よどんでいく何かがあるのがいやなのです。

だから理想は「お金を稼ぐ方法を持つ」ことです。

ライダーハウスは、そんな私の性質にぴったりとフィットしています。投資リスクがほとんど無いですが、ガッツり稼げるわけでもありません。死なない程度にお客さんがきてくれますし、文化的な生活がおくれるほど余裕が出来るわけではありません。

首になることが無いからメンタルは安定します。でも、そのぶんだらけます。

 

※※※

 

そんなわけで、お金が欲しいけど欲しくない私にとってライダーハウスはとてもよい仕事なのです。ライダーハウスを始める人、やめる人いろいろいるとおもいます。ラクにお金が稼げればやめる人はいないのでしょうが、そんなわけにはいかないのでやめる人は出てくるでしょう。

また、インターネットを使えばラクに集客できる時代なので、ライダーハウスを始めるには良い時代であるともいえます。何年か前にうちにきた「駅北ハウス」というライダーハウスのオーナーさんは、たしか60代くらいだったような。

札幌駅至近「駅北ハウス」。backpacker,お仕事の方も歓迎! - ekikita ページ!

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うちに来たときもらった張り紙、今では素泊まり1800円になったようです。

ここは持ち家らしいです、いろいろ大変でしょうががんばってほしいものです。

他にも私より若い人がライダーハウスを開業したり(確か雪月花楼の人は若かったはず)、ゲストハウスや民泊などを含めれば個人の宿泊業はいまや増加の一途でしょう。

ずっと続けていく人もいれば、儲からなくてやめる人もいるでしょう。

ライダーハウスとお金はあまり相性がいいものではないですが、私のような変わり者にはうってつけの仕事なのです。

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mavicで農道

作文するなら朝に限ります。

朝は余計なものがまだなくて、集中できるからです。

たとえば、買出し。10時になったら店が開くから、居酒屋で足りなくなったものを買出しに行かなくてはいけません。

たとえば、掃除。 お客さんがいたら掃除が出来ません。大体11時ごろになったらガランとするので掃除の時間です。

なので、朝はなにも出来ることがありません、作文するのにもってこいの時間なのです。居酒屋の掃除は作文の合間にできます。それもかなり効率よく。

作文の集中力が切れてきたら、掃除のチャンスです。作文⇔掃除を繰り返していくうちに、文章は着陸地点に到達しているし、掃除はやるところがなくなってきます。

どちらか一方だと効率が悪いのです、なので掃除が出来ない人にはライティングの仕事をすることをオススメします。作文がはかどらない人は掃除をしてみましょう。

1本書いて、居酒屋の掃除をして、トイレのタンクを修理して、ライダーハウスの掃除をします。

すると昼になったので充電していたドローンをかばんに入れて買出しへ。でもGWの車の量はすさまじく、買出しは明日に持ち越すことにしました。そのまま街とは反対の方向へ。

農道をうろちょろしていると、よくわからない場所にたどり着きました。ドローンを取り出します。この上から見る景色はどうなっているのだろう?と想像します。現実の映像がタブレットに転送されます。実際の映像とイメージの相違、気が済んだら次のポイントを探すのです。

農家の人が忙しそうに働いてます。青サギが飛んでいます。狐が尻尾だけ見えました。

みんなみんな働いてるけど、私はバイクに乗ってドローンを飛ばして遊んでいるのです。なんかすいません。

でも「なにかを生み出さなきゃ」というキモチは一緒です。きっと一緒なのです。

 

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