「のざわさん、のざわさん」
と頭の中から誰かが呼ぶ声が聞こえる
「いま、あなたの頭の中に直接話しかけています」
どうゆうことだ?
「HTBのおみくじを引くのです」
ということで札幌に行ってきた
頭の中から声が聞こえたってのは噓。本当はマンドリルから性的インスピレーションを感じたから、今後のED治療に役立てようと円山動物園に行きました。
すると「おれじゃない」とマンドリルがいったので「じゃあ、だれが俺のEDを直してくれるんですか!」ってキレてしまいました。その答えは2つ隣のチンパンジーでした。
このタイヤを揺らしてるチンさんなんですけど、このあとツカツカとこちらにやってきて
「見せもんじゃねえぞ!」
と怒られました。この時13年前に漁港で釣りをしていたら、駐車する場所が悪いって漁師のおじさんに怒られたシーンがフラッシュバックしたのです。
「ああ!あのおじさんだ!」
と直感で理解しました。きっと宇宙的なみちびきで、あのおじさんはこのチンパンジーに転生したのでしょう。「・・・・おひさしぶりです・・」と目から熱いものが流れました。
感動の再会を果たした後、動物園の奥へ奥へと進みます。すると南フランスに出ました。白い壁と青空と海の香りがあれば、南フランスはどこにでも出現可能であると証明されたのです。
悩殺汎用兵器って感じの女性を視カンしたりしながら、歩きます。
さて、この度の本当の目的地へ。すしざんまいでマグロを食う。
2000円ほどのランチセットを食べた。茶碗蒸しとみそ汁が旨い。卵が感動的に旨い。料理技術のエベレストだと思った。そして、それを天空から見下ろすようなまぐろ。成層圏からこんにちは。すしざんまいのマグロですって言っているよう。
うますぎて、感動した。年に1度、すしざんまいを食べることができれば、それは人として上々なのだと思った。
そのまま大通りまでいき、季節先取りの暖気を味わおうと思ったら、スピーカーで演説が始まってしまって、退散する。
静寂を求めて、逃げ込むように札幌芸術文化ホールhitaruに行く。その隣に森光子のコンサートの列とHTBの建物。HTBの中に入ってみたら水曜どうでしょうのおみくじがあったから引いてみた。面白かった。
ぽっけに異物感。ごそごそと探り「あ!」と思ったら、宝塚の星組公演のチケットが手に握られていた。奇跡だ。偶然にも30分後に開演するらしい。
出来立ての建物で、とても美しかった。それを登る、のぼる。
席について開演するとき、暗転。暗くなると人は眠くなる。ましてや、疲労がたまっていたので、つぎに目を覚ますと王将にいた。ラーメンセットを頼んだ。
後は、事故らないように帰るだけ。まっすぐに走って6時間後。1時ごろに帰ることができた。