モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

郵便配達のアルバイトを5年ほどやったので仕事のコツについて語らせていただきます

大学を卒業して郵便局に入り2年ほど配達だけの課(郵便課)で働いていました。

その後貯金保険の営業になり、やめて飲食をやり、ライダーハウスを始めたころから、また冬の期間だけ郵便配達のアルバイトをしてました。

合計すると郵便配達していた期間は長いです、なのでココで郵便配達の仕事のコツについて語らせていただきます。

 

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1、配達とは

 郵便配達とは、自分の担当区域の郵便をその日のうちに配る仕事です。 朝、出勤して、体操して、朝礼して、なんやかんやしてるうちに自分の担当分がやってきます。

現在では、郵便は機械で配達順に並んでいるので、むずかしいテクニックは必要ありません。 機械で読み取れなかった郵便を組み込んだり、間違って組み込まれた郵便をはじいたりして順番に並べていきます。

それをかばんにつめて、バイクに乗せて出発します。 

バイクは50ccと110ccがあります。 基本的にバイク屋さんが整備してくれるので、オイルとチェーン油くらいのことができれば大丈夫です。

配達は地区を左回りに回って配ります。 このとき、左手に郵便をもってバイクを運転することになります。 道と家との往復運動が続くので、体力に自身があったり、体力をつけたい人にはもってこいの仕事になります。

そして、体力と同じくらい必要なのが記憶力です。 

どうしても順路だてた郵便物にミスが混じってしまうのです。 そのミスを察知する方法は、自分の記憶と照合するしかなく、それはなかなかのデータ量となります。

表札のない家も多いので、その地区に精通するには2,3週間はかかるでしょう。 

あやふやな記憶のまま「ギャンブル」といってぶっこんでくる事もありますが、それは誤配の元になるのでオススメできません。

住所と(あれば)表札の名前をきっちり確認して、わからなかったら持って帰るのが配達の基本になります。

 

2、配達のコツ

配達のコツは記憶なのです。 ベテランになればなるほど、その家の構成などを記憶していくのですが、記憶力にはどうしても個人差があります。

私が考える配達のコツとは、すなわちいかにして家と名前を記憶するか?に尽きるのです。

最初ノートに書いて覚えていましたが、もっとも記憶しやすい方法を見つけました。

それは、野球選手に関係させると覚えやすかったということです。

当時「パワプロ」などにはまっていた私は、12球団の1,2軍選手の名前をかなり記憶していました。

なので「岩瀬さん」という家があったとすれば「ああ、スライダーが5の人だ」と関連付けて記憶することが出来たのです。

記憶は関連させることでスムーズになります、野球に限らずどんなジャンルでもいいので関連さえつけれれば、郵便配達の仕事はとても楽になります。

 

3、配達の辛いところ

誤配などの責任が結構重いところです。 コレばっかりはどうしようもありません、やらかさないように気をつけるしかないのです。 お客様センターにクレームが入ると、上司がざわつくので、誤配になやんでいるひとはセンターに電話すると効果的です(ただ、担当者としてはやめて欲しい・・・)。

事故もそれなりに起きます。 

4、配達のいいところ

体力がつくのと、キホン一人なので人間関係に悩むことはありません。 ソロで土方をやってる感覚です。

5、配達の給料

この記事を書くきっかけになったのが、まとめサイトで「移動なしの職員になったら年収350万だって!やっす」というのを見たのです。 まあ、そんなものかもしれません。 それでも、まったりとした職場で時給1200円とかバイトで行きますから、かなりホワイトな仕事だと思います。

6、配達のノルマ

季節ごとにゆうぱっくや年賀状などのノルマが課せられます。 届かなくても小言を言われるくらいですが、上司によってはきついプレッシャーをかけてくることもあります。

なお、配達中にゆうぱっくの営業をするのはかなり難しい技です。 郵便局もそれはわかっていて、ノルマとは「買え」といっているようなものなのです。 自爆営業というやつですね。 これを無視する胆力があるかどうかで働きやすさがまた変わってくると思います。

7、配達と副業

キホン昼間だけの仕事なので、夜に別の仕事をする人がいました。 が、体力を削られた状況でダブルワークはきびしいでしょう。 やるならば体力の使わない仕事か、オークションなど自分で調整できる仕事ならできるとおもいます。

8、配達のやりがい

その地区を覚えて1年もすれば飽きます、そのころには別の地区を任されるでしょう。 でも、そこも1年もすれば飽きます。 配達は飽きとの戦いでもあるのです。

ただ、配達は時間との戦いですので一日が過ぎるのが早いです。 そして体力を使うので、ビールがうまいです。 「配りきった」感も大事です、このすっきりした感覚は他の仕事にはないやりがいだと思います。

 

 9、配達に向いている人

キホン喋らなくても仕事が終わるので、どんな人にも向いてますが、ただバイクに乗れなかったら出来ない仕事です。 たまに絶望的に向いていない人がいます、バイクも、車もダメという人。 逆に言えば、普通に運転できる人なら出来る仕事です。

10、配達でできる副職

それなりに残業があるので、シフトのある仕事は向いてません。 オススメなのはオークションです。 オークションなら発送を郵便局にすれば、出勤と発送を兼ねれますのでラクです。 あと、仕事中によさげな物件を目にすることがあるので、お金があれば不動産投資もいいでしょう。 なくてもシェアハウス経営や、民泊などもいいでしょう、ただ管理してくれる協力者は必要になるかもしれません。

11、配達の休日

休みは多いです。 普通に週2日(土曜日は配達する)に、2年目から有給(年休)がつきます。 エア有給ではなく、取らなかったら管理者責任を問われるので怒られます。 年末年始や4月初めのような忙しい時期でない限り、申請すればくれます。

12、配達の将来

さすがに郵便事業が消滅することはないでしょう。 ですが、一人の仕事量は確実に増えています。 1,5倍くらいになっていると思います。 その分、スピードに関して言われることは少なくなっています。 昔は一番早い人が終わってから1時間以内に終わらないと怒られましたが、今では残業しても特に何もありません。 スピードよりも正確さを求められているのです。

正社員になろうとする人もいますし、試験を受けることも進められます。

13、配達で身につくスキル

覚えることは多いですが、すべて配達のみでしか使えないスキルです。 地区を覚えたら他の運送業ならできるでしょうが、それ以外は体力ぐらいです。

つぶしは利きませんが、日本で配達のない地区はありませんので、そういった意味で潰しは利きます。 実際郵便局内での転職?は多く、郵便局としても経験者は優遇してますので、食うのに困らない専門職としてのスキルは身についているのです。

14、配達の人間関係

基本的に一人なので、人間関係に悩まされることはありませんが、たまに凄い人がいます。

まず上司。 上司は本部のスピーカーのような仕事をしている人なのですが、95%ぐらいは温和でいい人たちです。 残りの5%にガチムチな人がいます。 2年ぐらいで転勤するので、じっと耐えるしかありません。

そして職人。 職人は確実に減っていますが、まだ存在します。 彼らの配達スタイルや、スキルは孤高の存在としてそそり立っています。 その独特すぎる配達方法は、ほとんど手作業で仕事をしていた時代の名残なのです。 郵便局は配達を誰でも出来る仕事に落とし込みたいので、現在の職人は肩身が狭くなっていると感じます。

また、配達一筋で生きてきた人の世界観は、なかなか香ばしいものがあり、注意が必要です。 

15、これから配達を始めてみようという人に

最後に、これからやって見ようという人に。 体力と記憶力が必要なので、若い方が有利ですが、若いと一つだけ重大な問題があります。 それは飽きです。 どんな仕事にもやってくるのかもしれませんが、配達も極めればただの単純作業なので飽きます。 若ければ若いほど、この狭い世界の窮屈さに酸欠になってしまうかもしれません。

かといって、未経験で50代から始めるのも大変です。 オススメは、ブラック的な会社を転職して、ココロが疲れている人。 さしあたって次にやりたい仕事がない人。 とりあえずラクで、そこそこ稼げて、休日が多ければいいという人。 インドアが苦手で、アウトドアが好きな人。 バイク、運転が好きな人。 などが向いていると思います。 そのまま生涯の仕事にしてもいいんじゃないでしょうか。 家族もちの配達アルバイトなんてたくさんいますし、「ありがとう」といわれてお金をもらう仕事ってやっぱりいいと思うんです。 

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【ウソ記事】安部総理がエアフォースワンでウーロン茶をこぼしてしまった3つの理由

フェイクニュースというものをテレビで知りました。 フェイク、つまりウソのニュースをでっち上げて、友達に見せて笑っていたら、いつの間にか真実として広まってしまったということです。

最初にウソを発信した人は、ジョークのつもりでやっていたのです。 ですが、その人いわく「中身も読まないで、タイトルだけでいいねをしてくる人が結構いるんだ」ということでした。 でも、そんなウソがどうして広まったのでしょうか。

それは、私たちが得ている情報は、アルゴリズムによって選別されていることが原因の一つなのです。 人は見たいものだけを見て、信じたいものだけを信じます。 ネットやSNSアルゴリズムは、見ている人が見たいものだけを表示するようになっているのです。 なので、キャッチーで面白いタイトルのフェイクニュースが、まるで真実であるかのように広まってしまったのです。

それがたとえウソであっても、信じたいと思わせるようなものが目の前に来たとき、人は真偽を確かめずに飛びついてしまう傾向があるようです。

さて、この記事はフェイクニュースっぽいタイトルにして見ました。 せっかくなのでフェイクニュースをやって見たいと思います。 以下、全部ウソ。

 

安部総理がトランプ大統領と乗り込んだエア・フォース・ワンにて、ウーロン茶をこぼすというミスを犯してしまいました。 トップ外交の場でありえないことなのですが、どうしてこんな事件が起こったのか、3つの理由があります。

1、安部総理は小さいときから友達の家に行くたびに、ウーロン茶をこぼしていました。 ゲームに集中するあまり、手元がお留守になってしまったようです。 そのままウーロン茶こぼしっ子として、官邸では総理の手元にウーロン茶をおかないことが新人が最初に覚える仕事として定着しています。

2、何を言い出すかわからないトランプ大統領と、ゴルフに行った後別荘に招待されるという苦行に総理はうんざりしてました。 まるで、上司の趣味に休日を使って付き合わされる新人のような顔をしていたようです。

3、気流が乱れていました。 ウーロン茶はこぼれ、ルマンドは拡散し、ソフトせんべいは座席の隙間に入り込んで掃除が大変だったようです。

そんなきっつい仕事を終えた総理は、帰るなり永田町の松屋で牛丼を頼んだようです。 「紅しょうが大臣」のあだ名をつけたバイトは「いつもは8トングはぶっこむ総理が、今日は3トングでした、とてもお疲れの様子だったようです」と1秒も気が休まることのない苦行を終えた総理の体を心配していました。

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人生脚本というものさし

理解を超える人がいます、理解を超えているのでその人といるとストレスです。 そんな人を図るものさしがあればちょっとはラクになりますよという話です。

 

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人生脚本という言葉を聴いたことがあるでしょうか。 交流分析という社会学、心理学の一つの分野から生まれた言葉です。 ざっくりいうと、小さいときに体得した必勝法は、生涯その人の人生を作るってことです。

たとえば、すぐにイライラする人がいるとします。 その人はいつからイライラしてきたんでしょうか。 きっと小さいとき、イライラすることで周りが気を使ってくれて、問題が解決した経験があるはずです。

そんな経験を持つ人は、なにかあるとすぐにイライラします。それはその人の必勝法なんです、そうやってがんばってきたんです。  その必勝法は宗教に等しいレベルで信じられています、いまさらイライラしちゃダメだよっていっても聞くわけがないんです。

人の必勝法を否定してもダメなんです。 その人はずっとそうやって来たんですから。 その必勝法のせいで苦しい思いもしてきたはずです。 必勝っていっても、必ず勝つわけじゃありません。 過去の成功体験が「必勝」と誤解させているだけなので、「悪癖」といってもいいかもしれません。

 

そんな必勝法、成功体験、悪癖がその人の人生を形作ります。 

イライラする人の周りに人はいなくなりますし、

短気な人は敵を作りやすいです。

嘘つきはいつまでたっても信頼されることはないし、

見栄っ張りはつねに金欠になやんでいます。

人生のイベントは起こるべくして起こっていて、人生脚本は英語で「ライフ・スクリプト」自分の中にあるプログラムとでもいいましょう。 それは悪いことばかりでもありません。

イライラする人は何かに取り組んでいるからイライラしてるのであり、

短気な人は情熱的ともいえます。

嘘つきは小説家に向いていますし、

見栄っ張りは対人スキルが高いです。

 

だから、周りにいる理解を超える人物、「どうやったら、コイツはこんな風に立ち振る舞えるんだ?」と不思議に思ってしまう人物。 そんな人たちにも、人生脚本があって、その理解を超える行動はその人にとっての必勝法なのです。

 

それは意識して実につけたものではなく、過去の成功体験から自然と身についたものであり、いまさらどうしようもありません。

周りにいる私たちにできるのは、その人がそんな感じでやってきたんだろうなあと、その人の過去を計り、推測することぐらいです。 そのものさしには絶対的な正解はありませんが、理解できない人を理解した気になれるちょっとやさしいものさしなのです。

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半分はなんとかなる

やりたいことがあるけれど、仕事がはいってやる時間がありません。

でも、きっとそんなものなのです、すべての事柄の半分はなんとかるけど、もう半分はなりゆきで出来ています。

仕事で時間がとれないというならば、睡眠時間を減らせばいいのです。 ですが、睡眠時間を減らすことのメリットってあまりないのです。 結局集中力がなくなりますから、一日の時間が増えてもやれる密度は変わらなかったりします。

1週間休みを取ることもやろうと思えばできるでしょう。

今、私のやってる仕事って5分もあれば飽きるような単純作業ですから、代わりはいくらでもいます。 (いつか機械がバージョンアップしたり、移民がたくさんやってきたら席はなくなるでしょう) 

でも、今のところ休むつもりも、辞めるつもりもありません。

「習慣という魔物」だけが怠惰に勝てる、と三島由紀夫も言っているように、仕事を休んだりやめたりするよりも、仕事をしながらやり続けるほうが効率的なのです。

歳をとって、情熱てきエネルギーは無くなりましたが、自制心は強くなりました。 習慣という魔物と仲良く付き合っています。 そして、コツコツ技術を磨いていくしないんです。

北の国から」の倉本聰が、技術を磨いて書きたいものがくるのを待つといっていました。 自分の出来ることは、ただ技術を磨いておくことだと。 そんなものなのかもしれません、自分で出来ることはただ、技術を磨くこと、待つこと。 それいがいのことは成り行きや、偶然によって左右されることなので自分では手を出せないのです。

仕事が多くなったのも、私のどうすることも出来ない部分です。 できることは、ただ、淡々と技術を磨くことだけ。 

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