新しい部署に異動になって2週間が過ぎた。それなりに過ごしている。
それなり。もう、それなりができれば十分だ。誰かに勝とうとか、認めてもらおうとか、自分だけができることとか、そんなものはいらない。求めない。この社会でそれなりのことができれば、なんと豊饒なことなんだろうと思う。
豊饒なことに、誕生日に嫁に旭川で町中華を奢ってもらうことになった。仕事終わりに旭川のホテルにチェックインして、古くからある町中華に入る。ビールセットを二人で頼んだ。

6品と瓶ビール2本。どれも美味い。ジョッキじゃないからさしつさされつゆっくり味わえるのがいい。五目チャーハンも頼んだ。初めての中華では五目チャーハンを頼むべし。それがその店のプライドであり、アイデンティティだと思うからだ。うまい。
2件目。この前行った居酒屋に入る。土曜の夜だというのに、しばらくすると客は我々のみになった。大丈夫だろうか・・・店主のトークに乾杯して終了。
ビジホに戻り、次の日のチェックアウトぎりぎりまでだらける。腹が減ったのでまつやに行き、朝からカツ定食を頼んだ。このカツ定食が一番うまいと思う。680円。
別に無理や贅沢をしなくても、ほんとうに満足することができた。
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そして夜勤だった。ここでは初めての夜勤。いろんな人が、いろんなバイオリズムで生活している。1人でそれを支えるには、頭の中でタイムテーブルを作らなければならない、誰が何時に起きるか、それを被らせないためにいつ何をやるべきか・・・それには経験が必要なのだ。
経験が無いので、すべて先輩から聞いた情報のみを頼りに動く。初めて入った洞窟にろうそくの光で歩くような感覚になる。
なんとか、事故もなく終了。「中居君ちのバーベキューパーティーぐらいやばかったよ」と言うとハハハという乾いた笑いをもらう。