最貧困シングルマザーを読んだ
自分にとって衝撃だったのは「女性は最悪、風俗で働けばよい」と勝手に考えていたことだ。この本を読んで、その考えがいかに甘く、他人事だったのか思い知らされる。
何年か前にも、「女は風俗、男は南極」みたいなことを書いて、コメントでおこられたことがあった。正直、なぜ怒られたのか分からなかった。
いまならわかる。俺は風俗をナメていたのだ。
風俗は厳しい。
そんなこと、ちょっとだけ風俗ライターみたいなことをしたときにわかっていたはずじゃないか。
風俗は完全にビジネスであり、そこに弱者は存在できない。
ルックスやサービスを磨かない人間は排除される。
年齢やメンタルであっというまに首になる。
法律で守られている正社員のほうがよっぽどイージーなのだ。
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で、この本で登場している1人に、元看護士の人がいる。正看護師の資格があるのに、マッチングアプリで売春をしてなんとか生きているという女性だ。
「最初はなんだか寝れなくなって、命を預かる仕事なのにこれじゃヤバいなと思って、気づいたらウツになってました、私、医療職なのにウツ、ナメてましたね」
と仕事を辞めて、半年ウツと戦って、なんとか布団から出られるようになって、それでも看護師としての仕事はできなくて、子供がいじめられるのが怖いから風俗やナマポにはいけないからソロで売春をしているということだ。
・・・・あれ?
寝れないってやっぱりヤバいのか?
ウツなのか?ウツがやってきているのか?
・・・・ヤバイぞ!!
ウツになったら貯金どころじゃないぞ!
仕事もできなくなるし、小説も書けなくなるぞ!
・・・・おちつけ!俺はこんな時の対処法を知っているはずだ。
ウツにならないためには・・・そう!バイクに乗ればいい!!
バイクなのだ!バイクが正しい!!
これはウツにならない方法を探っていたときにとあるライダーがぼそっと言ったことだ。
「ウツにならないためには、バイクに乗ればいいんですよ」
正解だ!
激しく、局所的で、限定的だが正解だ!!
ニュートン物理学のように普遍的であり、膿んだモモのように甘い答えだ!
ようし!バイクに乗るぞ!