俺「おいしい旭川ラーメンのお店教えて」
AI「あさひや、めんせん亭、麺屋はまだ、そば」
俺「そば!?」
AI「あさひやは旭川らーめんの元祖」
俺(・・・麺屋あさひのことか?あの店わりと新しいぞ?)
AI「めんせん亭は地元民に愛される人気店」
俺「知らんかった・・・グーグルにも出てこない・・麺屋はまだも聞いたことないし、グーグルでヒットしない・・・」
AI「あとそばだよねー、五右衛門も人気店、並ぶよ?」
俺「ラーメンについて聞いているのに?あと五右衛門は滝川の大衆食堂・・」
シンギュラリティはまだ来てなかった。webライターはまだまだ仕事があるぞ!それよりもラーメンについて聞いているのに、蕎麦屋を推してくるこのクリエーション、参考にしたい。
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東直巳の「流れる砂」を読んだ
おもしれー、生活保護不正受給、保険金殺人、除雪利権、カルト宗教、楽して儲けようとする人間を1本の小説に束ねて描写したような・・うん、すごいなあ。
作者のすごいところはそれぞれめっちゃ調べてかみ砕いてキャラクターに描写させるところだとおもう。そこには体温があって、それは同じ嘘なんだけど、AIのそれとはちょっと違う。
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夜勤だった。となりの棟が騒がしかったので聞いてみたら、利用者が興奮してほかの利用者に暴行して怪我をさせてしまったようだ。20人以上を1人でコントロールするのは不可能。まあ、そんなこともある。こっちのほうがよっぽどウソであってほしいけど、そうゆう話ほど本当なんだろう。
ウソのような小説を書いている。そこに登場するカルト宗教について妄想。大事なのは共通の認識を利用することだ。日本でカルトといえばオウム。あの村のことをそのまま描写すれば伝わるんだろう。固有名詞を変えるだけのお気楽クリエーション。
が、そうじゃないよな。
きっとそこには開祖の考え方や気持ちやビジネスプランや縁、運、タイミング、時代の流れ、欲、脳細胞のシナプス、服薬した薬の薬効、建立したご本尊、付け加えた神話、創作した神、教義を広めるためのyoutubeチャンネル、ツタヤに平済みされる本、飼っている議員、実は信者だったタレント、暴力部隊、快楽部隊、カリスマティックトッカー、あこがれのインスタグラマー、するどい切り口のツイッタラー、あおり続けるウソウソウソ、1万のフェイクニュースの1つが誰かに着弾したらラッキーだ、大量に廃棄されるごみの中に若者を混ぜてユンボで掘り返した土地に埋めて生えてきた植物に名前を付けましょう。ってストーリーが必要なんだと思う。
そんなオリジナルストーリーが1つだけある。自分だ。
自分が体感したできごとの固有名詞を変えて、そこからカルト宗教を作る自分のストーリーをクリエーションすればいい。固有名詞はAIに候補を出してもらえばOK。だって全部ウソだし。